埼玉新聞

 

<クリテリウム>元選手・キッテルさんも参加、前日イベントでトップ選手らファンと交流 27日号砲

  • 埼玉栄高校空手部の生徒と一緒に空手の形を披露する選手ら=26日午後、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナ

 自転車ロードの国際レース「2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が27日、さいたま市のさいたま新都心駅周辺で開かれる。開催を翌日に控えた26日に前日イベントが市内で行われ、世界中から集まった一流選手たちはファンとの交流を楽しんだ。

 選手と出場チーム紹介では、国内外のトップ選手やパラ選手など71人が登場。大会2連覇を狙うアレハンドロ・バルベルデ選手(スペイン)や、今年のフランス本大会で初の総合優勝に輝いたエガン・ベルナル選手(コロンビア)が登場すると、集まったファンから大歓声が上がった。ベルナル選手は「皆さんと楽しみたい」と抱負を語った。

 アマチュアでは松崎琢仁選手(サイタマサイクルプロジェクト=川口市)が「1番を目指す」と力強く宣言した。

 その後の交流会では、埼玉栄高校空手部が空手の演武を披露し、選手も空手の形を実際に体験した。Jリーグの浦和レッズ、大宮アルディージャOBとのサッカー、自転車による対決も行われた。

 自転車の試乗体験やグッズ販売ブースが出展する「サイクルフェスタ」は多くの愛好家らでにぎわった。キッズバイクレースには大会アンバサダーで元選手のマルセル・キッテルさんが飛び入り参加。爽やかな秋空の下、子どもたちとレースを楽しんでいた。

 最近、補助輪のない自転車に乗れるようになったという見沼区の高原海斗君(5)は「ゴール目指して一生懸命に乗れた」と気持ち良さそうに汗を拭っていた。

 大会は今まで市主催だったが、今年から一般社団法人「さいたまスポーツコミッション」が運営主体となって行われる。

 さいたまクリテリウムは27日午前11時55分から開会式、選手のオープニング走行、午後2時55分から海外招へい選手らが3・5キロのコースを17周し1位を争うメインレースが行われる。

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