埼玉新聞

 

<ランチ>ペルーの料理や黄色のコーラを準備 秩父の「和インカ」、日本の居酒屋メニューも用意

  • 「和インカセット」

  • 店主の浅見弘美さん

 秩父市中村町の住宅街にある小さな居酒屋「和インカ」。5月に開店し、日本の居酒屋メニューに加え、南米ペルーの料理やドリンクも用意する。店主の浅見弘美さん(59)は「飲食店には波があるけど、やりがいもある」と語る。

 浅見さんは新潟県弥彦村出身。高校卒業後、東京音楽大学を経て、埼玉県内の中学校の音楽教諭に。主に秩父地域の中学校で勤務し、3月までは秩父市立尾田蒔中で働いていた。

 ツアーで訪れて魅了されたペルーには10年以上、毎年足を運んでおり、自宅を改装してペルーの料理も味わえる店を開くことになった。

 ランチメニューはいずれも税込み千円で、手打ちそばに日替わり小鉢三つを付けた「和インカセット」と、手作りみそを使った豚みその「豚みそ丼セット」を用意。単品として手打ちそば(450円)も注文できるほか、セットで選べるドリンクにはペルーで親しまれる黄色のコーラ「インカコーラ」も含まれている。

 カクテル「ピスコサワー」やビール「クスケーニャ」などのペルーのドリンクは常時準備。事前に予約すれば、魚介を使ったマリネ「セビーチェ」や煮込み料理「カウカウ」といったペルーの料理も提供する。浅見さんは「手作りの味を楽しんでもらえれば」と話していた。

【メモ】和インカ

 秩父市中村町3丁目4の9(電話0494・22・2935)。営業時間はランチタイムが午前11時半から午後2時、ディナータイムが午後6時から同10時(30分前ラストオーダー)。水曜と日曜定休。

 座席はカウンター8席と4人掛けのテーブルが1卓。5人以上から貸切可。駐車場あり。秩父鉄道秩父駅から徒歩15分。

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