埼玉新聞

 

県内最大級の野外フェス「オーガニックフェス」、熊谷で10月13日 160店が出店 昨年4万5千人来場

  • 「熊谷圏オーガニックフェス2019」のパンフレットから

 県内最大級の野外フェス「熊谷圏オーガニックフェス2019」(同実行委員会主催)が10月13日、熊谷市上川上の熊谷スポーツ文化公園で開かれる。県内外から約160店舗が出店し、音楽や食、トークなど五感で楽しめる催しを展開。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開催地の一つとして注目を集める熊谷から、埼玉の魅力を発信する。

 ラグビーW杯、来夏の東京五輪・パラリンピックの盛り上がりを一過性で終わらせず、地域の発展につなげていくのが目的。「オーガニック(有機的なつながり)&サステナビリティ(持続可能性)」と「ホームグロウン(地元愛)」を大きなテーマに掲げる。初開催の昨年は約4万5千人が来場した。

 熊谷圏は埼玉をはじめ、群馬、東京も含む広域エリア。実行委員には各種団体や企業、関係機関が名を連ねる。熊谷で飲食店を経営する統括プロデューサーの加賀崎勝弘さん(47)は「いろんな人たちがW杯を盛り上げようと走り続けてきた。"一生に一度"の体験が終わって、日常に戻る際に必要な思想やつながりを生み出したい」と語る。

 その鍵を握るのが、県内63市町村のキーマンたちだ。フェスに向け、加賀崎さんは3カ月半かけて、地域の活性化や社会課題の解決に取り組む人々と面会してきた。当日は写真や映像を使って紹介し、うち17人は出店者として参加する。

 音楽ステージには、日本フィルハーモニー交響楽団など7組のアーティストが出演。体験教室などラグビー関連の催しもあり、園内の熊谷ラグビー場では日本対スコットランド戦(午後7時45分キックオフ)など2試合のパブリックビューイング(PV)も予定されている。

 加賀崎さんは「家族で1日楽しめるイベント。会場が広いので、宝探し感覚で好きなものを発見してほしい」と来場を呼び掛けている。

 フェスは午前10時~午後4時。入場無料。雨天決行。

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