埼玉新聞

 

おっぱいまんじゅう、熊谷で限定販売 乳がん啓発 かわいらしい「乳首」、忘れずに行きます!

  • かわいらしい「おっぱいまんじゅう」

  • 「おっぱいまんじゅう」を手にPRする高橋さん夫妻

 創業32年の熊谷市中西の和菓子司「花扇」がNPO法人「くまがやピンクリボンの会」の依頼を受け、乳がん啓発のために「おっぱいまんじゅう」を創作した。10月1日、同市の国宝聖天山内で行われるイベントで限定販売する。

 同店の2代目・高橋功典さん(39)は和菓子職人の父・隆さん(69)の仕事を見て成長した。功典さんはこれまで全国菓子研究団体連合会などが主催する菓子職人の技術を競う大会で多くの賞に輝いてきた腕前だ。

 試行錯誤しながら出来上がった「おっぱいまんじゅう」は、砂糖や水あめを練り込んだ求肥(ぎゅうひ)と呼ばれる和菓子の材料に卵白を入れ、ふわふわに仕上げた雪平生地(せっぺいきじ)に、風味豊かなインゲン豆で白あんを包んだ。

 淡いピンクの「乳輪」を表現する工夫やかわいらしい「乳首」はホワイトチョコをピンクに染め上品で食感も楽しめる。

 一つ300円で販売。売り上げの一部が乳がん制圧運動に寄付される。妻の高橋愛子さん(41)は、「私も検診は忘れずに行きます」と笑顔を見せていた。

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