埼玉新聞

 

はしか感染、さいたまの男性 JRなどで与野、秋津、新秋津、南浦和、池袋、西武球場前駅を利用…野球観戦

  • さいたま市役所=さいたま市浦和区常盤

 さいたま市は19日、市内在住の30代男性が、はしか(麻疹)と診断されたと発表した。男性は感染が疑われる期間に海外への渡航歴はなく、発症後も公共交通機関を利用し、所沢市の野球場で試合観戦をしていることから、市は注意を呼び掛けている。今年、市内ではしかの患者が確認されたのは4件目。

 市地域医療課によると、市内医療機関から17日、発疹などの症状を訴えて受診した男性患者がはしかと診断されたと届け出があった。男性は10日午前5時半ごろ、与野駅からJR京浜東北線に乗車し、王子駅で東京メトロ南北線に乗り換え、王子神谷駅で下車。同日午後10時半ごろから、同ルートで与野駅に戻った。

 11日は午前4時半ごろに与野駅から同ルートで王子神谷駅へ向かい、午後5時半ごろから同ルートで与野駅へ戻った。12日は午前5時半ごろ、与野駅から同ルートで王子神谷駅へ、午後7時半ごろから同ルートで与野駅に戻った。

 13日は午前5時半ごろ、与野駅から王子駅、王子駅から王子神谷駅へ。午後5時15分ごろから、王子神谷駅から駒込駅へ行き、駒込駅から池袋駅へ。その後、西武池袋線で池袋駅から所沢市の西武球場前駅まで乗車し、午後6時半ごろから同10時ごろまで、メットライフドームで野球を観戦。午後10時ごろから西武球場前駅から西武狭山線で秋津駅へ。新秋津駅からJR武蔵野線で南浦和駅を経て京浜東北線で与野駅へ戻った。

 はしかは空気感染し、ウイルスによって引き起こされる病気。同課は、発熱、発疹などの症状が表れた場合、医療機関に事前連絡して指示に従い、公共交通機関の利用を避けて受診することを呼び掛けている。

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