埼玉新聞

 

【Tokyo とことこ散歩】ほくほくたい焼きで一息 四ツ谷、アニメの舞台も

  •  「たいやき わかば」のたい焼き=東京都新宿区

     「たいやき わかば」のたい焼き=東京都新宿区

  •  須賀神社=東京都新宿区

     須賀神社=東京都新宿区

  •  須賀神社の「男段」=東京都新宿区

     須賀神社の「男段」=東京都新宿区

  •  ボートから見える景色=東京都千代田区

     ボートから見える景色=東京都千代田区

  •  ボートから見える景色=東京都千代田区

     ボートから見える景色=東京都千代田区

  •  「たいやき わかば」のたい焼き=東京都新宿区
  •  須賀神社=東京都新宿区
  •  須賀神社の「男段」=東京都新宿区
  •  ボートから見える景色=東京都千代田区
  •  ボートから見える景色=東京都千代田区

 オフィスビルや大学、ホテルが連なる東京・四ツ谷駅周辺には、有名な手作りたい焼きの店をはじめ、心癒やされる空間が点在する。新宿区と千代田区にまたがる都心エリアを散策した。

 駅を降りて西に5分ほど歩き、角を曲がると香ばしい匂いが漂ってくる。1953年創業の「たいやき わかば」だ。

 近所に住んでいた直木賞作家の安藤鶴夫が、新聞コラムで紹介したことから人気に。「たい焼き御三家」の一つと称される。安藤の「鯛焼きのしっぽにはいつもあんこがありますやうに」という言葉通り、少し塩気のきいた粒あんがみっちり詰まっている。

 「あんこは80グラム、小麦粉は40グラムがいいあんばい。職人は手の感覚だけで重さが分かるんですよ」と4代目社長の伊藤巧真さん。1尾ずつ丁寧に焼き上げる様子を眺め、ほくほくのたい焼きをほおばった。

 江戸時代初期からこの地を守り続けてきたという須賀神社へ。朱色の手すりが印象的な階段「男段」は、大ヒットアニメ映画「君の名は。」で、主人公らが再会する場面の舞台とされる。聖地巡礼中なのか、外国人観光客らが写真を撮り合う姿も。そういえば、今年は映画の公開からちょうど10年だ。

 駅の方へ戻り、紀尾井町まで足を延ばす。ホテルニューオータニを眺めながら坂を下ると、木々が広がる「清水谷公園」が。かつて周辺には大名屋敷があり、清水が湧いていたという。葉が濃い影を作り、スーツ姿の人々が一息ついていた。

 最後は、赤坂見附駅近くにある「弁慶橋ボート場」へ。戦後、江戸城外堀の一角を利用して開業したといい、釣りも楽しめる憩いの場だ。ボートをこぎ出すと、つーっと水の上を滑るような感覚が心地よい。見上げた先には首都高速や高層ビルがあるが、都心にいることを忘れそうになるほどの開放感だ。思わず大きく深呼吸した。

 【ちなミニ】「たいやき わかば」のたい焼きは1尾250円。夏はかき氷も販売。

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