<高校野球>埼玉県大会、浦和学院が準々決勝で敗退…山村学園が公式戦で初勝利、何度も阻まれた高い壁を打ち破る 西武台、浦和実、花咲徳栄が準決勝へ進出 関東大会へ5日、準決勝 対戦カードは
(第5日、3日・県営大宮ほか)
準々決勝4試合を行い、山村学園、西武台、浦和実、花咲徳栄が準決勝に駒を進めた。4強入りは山村学園、西武台、浦和実が2年ぶり。花咲徳栄は2年連続となった。
山村学園はAシード浦和学院を1―0で退けた。上田、島本の継投で5安打無失点。五回に渡辺の先制左越えソロで奪った1点を守り切った。
西武台はBシード昌平に5―4で逆転勝利。4点を追う八回、5安打に2四球と敵失を絡めた打者11人の猛反撃。戸田の適時内野安打、岡戸の3点二塁打などで5点を奪い、逆転に成功した。
浦和実は埼玉栄に1―0で競り勝った。両者無得点のまま迎えた九回、1死から落合、石垣、高橋の3者連続安打で1点を先制。投げては先発佐々木が115球で完封した。
Aシード花咲徳栄は叡明に9―3で快勝。0―2の三回に東村の二塁打で1点を返すと、続く高原が左中間へのランニング2点本塁打で逆転。その後も四、五、七回に加点し突き放した。
第6日は5日、県営大宮で花咲徳栄―西武台(9時)、浦和実―山村学園(11時30分)のカードで準決勝を実施する。勝者が秋季関東大会(17~20、24、25日・群馬)に出場する。
■強敵完封し初勝利/山村学園
何度も阻まれた高い壁を遂に打ち破った。山村学園は2008年の創部以来、公式戦で浦和学院に初勝利。岡野監督は「(就任)16年目で初めて勝てた。選手たちにも浦学に勝った記憶が刷り込まれた」と準決勝への弾みにした。
上田、島本の継投で浦和学院打線を抑え込んだ。両投手とも丁寧にコースを突く投球で淡々と打ち取り、許した安打はわずか5本。理想的な投球に上田は「浦学戦に照準を合わせてきた。ゼロで抑えられて気持ちがいい」と感慨に浸った。
チーム唯一の得点は渡辺のバットから。五回の先頭打者で「いつも通り来た球を強く振ろう」と打席に立つと、内角に食い込むスライダーに反応し左翼席スタンドへ突き刺した。ベンチに戻ると仲間から手荒い祝福を受けた。
■エース好投も打線沈黙/浦和学院
浦和学院は山村学園の投手陣を前にわずか5安打に抑え込まれた。「甘い球を打ち損じてしまった」と森監督。打球がことごとく野手の正面のゴロや平凡なフライとなり、拙攻が続いた。三塁に到達できたのも1度だけだった。
援護がない中でも先発佐々木は役目を果たした。3試合連続の登板にも疲れを感じさせない好投で、失点は五回に浴びたソロのみ。指揮官は「ただ打てなかった。佐々木はよく投げた。1失点完投は何も言えない」と肩を落とした。
■諦めず集中打 4点差を逆転/西武台
誰一人試合を諦めなかった西武台が終盤の集中打で4点差を逆転し、2年ぶりの4強入りを決めた。3点を先制される苦しい展開にも河野監督が「追いかける方が楽なんだぞ」と声をかけながら我慢から勝利をもぎ取った。
0―4で迎えた八回に勝利を決定づける逆転打を放ったのは6番岡戸だ。2点を返してなおも1死満塁の絶好機で外角の直球を捉える3点二塁打。「みんながつないでくれた。打った瞬間いけると思った」と会心の一打に頬が緩んだ。
4点差の六回から救援した戸田の無失点投球が逆転を呼び込んだ。「絶対にこの流れを変えてやる」とマウンドに立つと、走者を許しながらも切り抜けて攻撃につなげた。「この勝ち方ができた。勢いで次も勝ちたい」と準決勝を見据えた。
■コンパクトにゴロを/昌平・吉田指名打者
(二回に先制の適時二塁打)大会通してアッパー気味でいい打球が打てず、コンパクトにゴロを意識した。隙を見せないよう、私生活から甘えず謙虚にやっていきたい。










