埼玉新聞

 

「祈り」要求後に機長襲撃 イスラエル便の副操縦士

  • サウジアラビアに緊急着陸した旅客機のインド人機長スミット氏(イスラエル外務省提供・AP=共同)

    サウジアラビアに緊急着陸した旅客機のインド人機長スミット氏(イスラエル外務省提供・AP=共同)

  • サウジアラビアに緊急着陸した旅客機のインド人機長スミット氏(イスラエル外務省提供・AP=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル行きの旅客機がサウジアラビアに緊急着陸した事件で、イスラエルのネタニヤフ首相は3日、副操縦士に襲撃されて重傷を負ったインド人のスミット機長と電話した。スミット氏は「副操縦士から祈りたいと言われ、しばらくすると後頭部に強い衝撃を受けた」と当時の様子を語った。

 スミット氏はオマーン人の副操縦士が祈りの時間を求めたことについて「珍しいことではない」と説明。その間は「敬意を払い、後ろを見ずに前を向いていた」が、4~5分後に後頭部に強い衝撃を受けた。機体に問題が生じた可能性を考えたが、衝撃は何度も続き、副操縦士の行動に気づいた。

 スミット氏は機体が急降下していることを覚知。操縦席の扉を開けようとして副操縦士に一度阻まれた後に「最後の力を振り絞り、突進して開けた」と語った。

 イスラエル紙ハーレツによると、同国政府は旅客機の乗員リストを事前に受け取っていた。外国の航空会社の乗務員は運輸省と対外特務機関モサドが精査することになっていたといい、イスラエル側の安全対策の不備が指摘されている。

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