埼玉新聞

 

鉄鋼迂回輸出の監視を強化へ 中国念頭、日米欧が協調

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 【ミルウォーキー共同】世界の鉄鋼市場で問題となっている過剰生産への対応を日米欧などで協議する国際フォーラム(GFSEC)の閣僚級協議が9月30日、米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれた。中国を念頭に、関税回避の目的で第三国を経由する迂回輸出への監視を強めるなどの協調行動策を盛り込んだ「包括枠組み」を採択した。

 公表された枠組みでは、迂回輸出を効率的に特定し対処するため、サプライチェーン(供給網)の透明性向上に重点を置く。粗鋼の生産地を含めた鋼材の貿易データを収集、公表するほか、フォーラム加盟国・地域間での情報共有も進める。

 鉄鋼業界では、過剰な生産能力を持つ中国が安価な鋼材を輸出することに伴う各国・地域の鉄鋼業への打撃が深刻化している。トランプ米政権や欧州連合(EU)は関税を強化しているものの、第三国を経由させて関税措置をすり抜ける例がある。

 議長を務めた米通商代表部(USTR)のグリア代表は声明で「同志国が共通の政策をとれば、鉄鋼の過剰生産問題を引き起こす国々の責任を追及できる」と強調した。

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