【連載】埼玉発・企業トップが語る成長戦略 「ぎょうざの満洲」金子良行社長インタビュー・後編 既存店の改装に注力、顧客満足度を向上で100年先も愛され続ける企業に
埼玉県を中心に中華料理店をチェーン展開する「ぎょうざの満洲」(川越市的場新町)が、2026年7月に新経営体制へ移行した。同社は仕入れから製造、流通、調理、販売までを一貫して自社で行う独自のビジネスモデルで成長を続けている。金子良行社長に、今後の経営戦略と具体的な取り組みについて聞いた。
―今後の店舗展開はどのように考えていますか。
「無理な多店舗展開やフランチャイズ(FC)化による規模の拡大は目指しません。出店戦略は駅前9割、郊外1割を基本としており、今後もこの方針を維持する」
「現在は総店舗数が100店舗を超え、時代に合わなくなってきた店舗も出てきたため、既存店の改装に注力している。店舗環境を刷新することで、お客さまの満足度の向上と売り上げ増につなげたい。10月15日に『朝霞本町店』のリニューアルオープンを予定している」
―デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みは。
「2030年を目標に、店舗と工場のDX化を推進する。店舗ではランチやディナーの忙しい時間帯にテイクアウトの電話応対が集中すると、現場のオペレーションに負荷がかかるという課題があった。そのため、現在は全店でモバイルオーダーの導入を進めている。生産性を高め、より効率的な運営体制を構築していく」
―数値目標は。
「既存店売上高で前年比100%以上、全店売上高は前年比112%以上を目指している」
―キャッチコピー「3割うまい」はどのような意味が込められているのでしょうか。
「経営指標として、売り上げに対して3割が原材料費、3割が人件費、3割がその他経費というバランスを意味している。原材料と人手にしっかりとコストをかけ、良いものを適正な価格で提供するという仕組みだ」
―最後にどのような企業を目指しますか。
「地域のお客さまから100年先も愛され続ける企業でありたい。そのために、安全で安くて本当に美味しいものを愚直に追求し続けていく」
【企業概要】 株式会社ぎょうざの満洲
本社・川越市的場新町21-1
設立・1972年7月
資本金・5,000万円
従業員数・2066人(2026年6月末現在)
事業内容・食品の製造・販売。中華料理店の経営。埼玉県を中心に東京都、大阪府、群馬県、兵庫県、神奈川県に計103店舗を展開。










