埼玉新聞

 

ランサムウエアの被害、過去最多 上半期、35都道府県で123件

  •  ランサムウエア被害件数の推移

     ランサムウエア被害件数の推移

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 警察に報告があった身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」の被害は今年1~6月の上半期に35都道府県の123件で、半期として最も多かったことが10日、警察庁のまとめで分かった。サイバー攻撃の準備段階に行われる、インターネットに設置したセンサーへの不審なアクセスが、一つのIPアドレス当たり1日平均1万3687件と前年同期比で4千件以上増え、最多だったことも判明。過去には通販大手のアスクルなども被害に遭っており、サイバー攻撃の深刻さが浮き彫りになった。

 警察庁は、ランサムウエアについて2020年下半期から半期ごとに統計を取っている。今年上半期の被害者の内訳は中小企業79件、大企業31件、団体等13件だった。業種別では製造業が37件で最も多かった。復旧に1カ月以上かかるケースが多く、復旧費用も高額化。感染経路はVPN(仮想専用線)機器が最多だった。

 警察庁は被害回復にも努めており、ランサムウエアで暗号化された企業側のデータを復元させるツールを開発。これまでに2011万件を復旧させた。

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