新蕨市立病院の基本設計見直し…人工透析部門の廃止や手術室削減 病床は108床とし個室を51床に増加 建設費は約2億円の圧縮 29年度中の開院目指す
2026/08/27/08:41
埼玉県蕨市は、2029年度中の開院を目指し移転建て替え整備を進めている新蕨市立病院の基本設計について検証、見直しを行い、当初120としていた病床数を108とし、個室を増やすことを決めた。人工透析部門の廃止に伴う延べ床面積の減少や手術室の削減などにより、建設費は当初の87億円から84億9300万円を見込み、約2億円の削減となった。
新病院整備事業は、市内唯一の救急医療機関である市立病院の耐震化、老朽化対応を目的に進められ、昨年度基本設計を策定。本年度に入ってから外部アドバイザーらを交え、建設コストの削減に取り組んでいた。
基本設計の検証、見直しでは、将来の医療需要や感染症対策強化の観点から病床数を減らした一方、個室を増加。108床中、個室は51床を想定している。感染症対策として動線の改善も図った。
2月には経営危機打開プランを策定し、現在の市立病院の経営改革に乗り出し、入院患者の受け入れや外来診療の強化に取り組んでいる。
頼高英雄市長は25日の記者会見で「地域の中核病院として医療サービスを将来にわたって安定的に提供していくとともに、安定経営の下に市立病院の整備、建て替え事業を進めていきたい」と述べた。
今月から実施設計に着手し、27、28年度に建て替えを行い、29年度中の開院を予定している。











