埼玉新聞

 

埼玉で震度5弱…家に閉じ込められた男性も「身動きが取れない」 水道から水が出ず、トイレも流せず 10代男性ら転倒し負傷 マンホールから水があふれる

  • 茨城県南部震源の地震、震度分布の様子=23日午前2時12分の発表、気象庁より

    茨城県南部震源の地震、震度分布の様子=23日午前2時12分の発表、気象庁より

  • 茨城県南部震源の地震、埼玉県内を拡大した様子=23日午前2時12分発表、気象庁より

    茨城県南部震源の地震、埼玉県内を拡大した様子=23日午前2時12分発表、気象庁より

  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)(直し)

    埼玉県と周辺自治体の位置

  • 茨城県南部震源の地震、震度分布の様子=23日午前2時12分の発表、気象庁より
  • 茨城県南部震源の地震、埼玉県内を拡大した様子=23日午前2時12分発表、気象庁より
  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)(直し)

 週末の未明に強い揺れが埼玉県内を襲った。川口市などの県南部では最大震度5弱を観測。各地でけが人が出たほか、家が傾いた影響でドアが開かず、一時閉じ込められた男性がいた。水道の水が出ない被害もあった。

 スマートフォンから鳴り響く緊急地震速報で目が覚めたという川口市職員の男性(53)は、ぐらぐらと横揺れを感じ、「これはでかくなる」と危機感を抱いたという。

 揺れが収まり、スマートフォンの画面を見ると時刻は午前2時2分だった。同市内の自宅で物が落ちたりすることはなかった。ただ、地震直後に手と顔を洗おうと洗面所の蛇口を動かしたがその時は水が出ず、トイレの水も流れなかった。

 県南部と東京23区で震度5弱が観測されたことから、市のマニュアルに従って市役所へと急いだ男性職員。外に出ると信号機は通常通り点灯し、特に混乱は見られなかったという。同35分過ぎに同市青木2丁目の市役所に到着すると、既に複数の職員の姿があった。災害時に関連する市の12部局による情報収集を開始。夜明けとともに所管課が河川や道路の状況の確認に当たった。

 男性職員は「今回は真夜中ということもあり特に混乱は見られなかったが、人の移動が多い昼間だったらどうなっていたか」と懸念を示した。

 武南署によると、午前2時半ごろに川口市桜町の民家に住む70代男性から「身動きが取れない」と110番があった。警察と消防が駆け付けたところ、地震で家が傾いた影響でドアが開かず、閉じ込められていたという。男性は午前3時過ぎに消防に救出され、けがはなかった。

 川口署管内では「マンホールから水があふれ出ている」「自宅の受水槽が破損している」といった110番が3件あった。

 さいたま市でもけが人が発生。市防災課や市消防局指令課によると、中央区の10代男性と岩槻区の70代女性が転倒し、腕や肩に軽傷を負った。浦和区と南区ではマンホールからの水漏れが発生した。

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