一瞬で道路が冠水…埼玉で乗用車やマイクロバスが水没 さいたまでは1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったか…気象庁、さいたまと上尾にレベル4の大雨危険警報 大人の腰の高さを超えて冠水した道路も
気象庁は21日、さいたま市と上尾市にレベル4大雨危険警報を発表した。さいたま市には記録的短時間大雨情報が出され、午後4時20分までの1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。
さいたま市北区別所町の住宅街では、強い雨が降り始めてから一瞬に道路が冠水。水深90センチ近くに達し、大人の腰の高さを超えた。北区吉野町の埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)吉野原駅近くの道路が冠水し、乗用車1台が水没した。北区本郷町では、スイミングスクールのマイクロバスが水没して停車。車内には運転手の男性1人しか乗車しておらず、自ら降車してけがはなかったという。
さいたま市北区では一部の道路が冠水。冠水した道路で社有車のタイヤがパンクしたという40代の男性会社員=岩槻区=は、北区本郷町の飲食店でレッカー車を待っていた。「傾斜のある道でタイヤ全体が埋まるくらい冠水していた」と話す。「勢いをつけないと抜け出せないみたいだった。こんな大雨は久しぶり」と驚いた様子だった。約2時間ほど待って来たレッカー車に「やっと帰れる」と安心した表情を見せた。
さいたま市はレベル4大雨危険警報が発令されたことを受け、市民らに今後の気象情報に十分注意するよう呼びかけるメッセージを、市公式の交流サイト(SNS)などを通して継続的に発信した。
市防災課は午後5時現在、市域に災害が発生する恐れがあるため、市危機管理部職員や区役所職員らで構成する、市風水害警戒本部の設置に向けて準備を進めている。
県警によると、大雨に関連した県警への110番件数は午後7時の時点で57件だった。多くがさいたま市や上尾市で、車両水没は22件、道路冠水が25件、そのほか信号機の滅灯や停電などが10件だった。道路冠水した一部の場所では、周囲にあったコンテナが路上に流れているのが確認された。負傷者は確認されていないという。











