入間女性遺体「首絞めて殺害」供述 殺人・死体遺棄の容疑で埼玉県警が捜査班 近隣住民、事件発生で「怖い」「とても良い人」
埼玉県飯能市の山林で入間市の女性(91)の遺体が見つかった事件で、別の住居侵入容疑で逮捕された住所不定、ベトナム国籍の無職男(33)が「(女性の)首を絞めて殺害した」という趣旨の供述をしていることが3日、捜査関係者への取材で分かった。男が殺害や遺体を遺棄したことをほのめかし、現場の状況などから、県警は同日、殺人・死体遺棄事件と断定し、狭山署に特別捜査班を設置した。
司法解剖の結果、死因は不詳だった。女性には目立った外傷はなく、県警が詳しい死因を調べる。県警によると、男は「おなかがすいて食べ物を盗みに入った。(女性と)居合わせたので殺害した」とも供述しているという。
県警によると、7月31日午前9時ごろ、デイサービスの職員が女性の自宅を訪問した際に、女性の姿が見当たらず玄関が無施錠になっているのを確認。女性の長男に連絡し、長男が「入間市内に住む独居の母親の所在が分からなくなった」と狭山署に通報した。
県警が同日午後6時過ぎ、富士見市内で、女性の自宅からなくなっていた軽乗用車を運転していた男を発見。男は乗用車を降りて逃走し、周辺の住宅敷地内に逃げ込んだところで警察官に住居侵入容疑で現行犯逮捕された。供述に基づき、県警が1日午後8時50分ごろ、自宅から約3キロ離れた飯能市阿須の山林の斜面で女性の遺体を発見した。
■事件発生「怖い」「とても良い人」
飯能市阿須の山林で、入間市仏子の無職の女性(91)の遺体が見つかった事件で、3日も現場周辺には規制線が張られて緊迫感が漂い、女性の自宅では県警による鑑識作業が続いていた。
町内会が同じだったという女性(75)によると、事件のあった住宅街は住んでいる人や登山客以外の人は通らないという。「よく町内会の話しなどをして、親切な方だった。静かな場所で事件が起きて怖い」と声を震わせた。
近所に住む女性(82)は女性とあいさつを交わす仲で、「とても良い人だった」と振り返る。女性はいつも息子や救急車を呼べるブザーを持ち歩いていたというが、「押す暇もなかったのかな。なぜ罪のない人が殺されてしまったのか」と語った。











