埼玉新聞

 

水辺の遊歩道、歩く渋谷へ 再開発、ラジオ局や神社も

  •  渋谷区ふれあい植物センターのカフェ=東京都渋谷区

     渋谷区ふれあい植物センターのカフェ=東京都渋谷区

  •  「渋谷のラジオ」の西樹理事長(右)ら=東京都渋谷区

     「渋谷のラジオ」の西樹理事長(右)ら=東京都渋谷区

  •  かまぼこ屋根のモチーフがあるデッキ=東京都渋谷区

     かまぼこ屋根のモチーフがあるデッキ=東京都渋谷区

  •  金王八幡宮の社殿と金王桜(右)=東京都渋谷区

     金王八幡宮の社殿と金王桜(右)=東京都渋谷区

  •  渋谷川と稲荷橋広場=東京都渋谷区

     渋谷川と稲荷橋広場=東京都渋谷区

  •  渋谷区ふれあい植物センターのカフェ=東京都渋谷区
  •  「渋谷のラジオ」の西樹理事長(右)ら=東京都渋谷区
  •  かまぼこ屋根のモチーフがあるデッキ=東京都渋谷区
  •  金王八幡宮の社殿と金王桜(右)=東京都渋谷区
  •  渋谷川と稲荷橋広場=東京都渋谷区

 東京都渋谷区の渋谷川は、支流が唱歌「春の小川」のモデルという。一部が暗渠となり、かいわいは街の「B面」とされたが、東急東横線の地下化に伴って整備され、川沿いの線路跡は全長約600メートルの「渋谷リバーストリート」に姿を変えた。人が行き交う遊歩道を歩いた。

 渋谷駅から2018年開業の「渋谷ストリーム」に向かうと、真下に国道246号が走る2階デッキがあり、白い装飾が目に入る。東急東横線の駅にあった「かまぼこ屋根」がモチーフだという。足元にはレール状の線も走り、鉄道ファンを引きつけそう。

 ストリーム2階から1階へ続く大階段を下りると「稲荷橋広場」があり、ビルの谷間に渋谷川が流れている。広場はイベント会場に、階段は客席にもなる公共空間だ。コンクリートで囲まれ再生水が流れる川は、野鳥も立ち寄るようになった。

 歩き始めてすぐ、コミュニティーラジオ局「渋谷のラジオ」のスタジオがあった。商店街の人やアーティスト、区長まで、街の人々が番組に登場する「コミュニティーの交差点」だ。同局を運営するNPO法人理事長の西樹さんは「ビジネス拠点やサブカルの発信地でもあり、何の街、と言えないところが魅力」と笑う。遊歩道で、代官山など渋谷圏を歩く人の流れが活発になったという。

 歩道に戻り代官山方面へ。座ろうとした木陰のベンチは、東横線の支柱跡だった。駅のホームなど他の遺構も眺めながら遊歩道の「終点」の複合施設「渋谷ブリッジ」に到着。建物入り口で、入居するこども園の園児たちの楽しげな声がした。

 駅へ戻る前に中世の渋谷城跡付近の「金王八幡宮」を訪ねた。武将「金王丸」ゆかりの社で、徳川家光の乳母春日局らの寄進で造られた優美な社殿の脇に、「金王桜」が緑の葉を茂らせる。静けさの中で、長い時の流れを感じた。

 【ちなミニ】「渋谷区ふれあい植物センター」2階の熱帯植物に囲まれたカフェで一息を。園で育てた野菜を食べられる。

ツイート シェア シェア