埼玉新聞

 

埼玉注目!新たな“フルーツ王国”として脚光を浴びる 果実産出額は52億円 主力の1位は28億円を占める“梨”、3年連続で最高金賞の生産者も 2位は“ブドウ”で11億円、大宮で「ぶどう祭り」初開催へ

  • 昨年の秩父ぶどう組合連絡協議会の開園式でブドウの収穫を体験する子ども=昨年8月8日午後、皆野町皆野の秩父観光ぶどう園

    昨年の秩父ぶどう組合連絡協議会の開園式でブドウの収穫を体験する子ども=昨年8月8日午後、皆野町皆野の秩父観光ぶどう園

  • 昨年の秩父ぶどう組合連絡協議会の開園式でブドウの収穫を体験する子ども=昨年8月8日午後、皆野町皆野の秩父観光ぶどう園

 埼玉県は埼玉の梨やブドウのPRに力を入れている。近年、県が生んだブランドであるイチゴ「あまりん」をはじめ、県のフルーツに注目が集まっており、ちまたでは新たな「フルーツ王国」と評する声もある。8月には2日間限定で新鮮なブドウを販売するイベントも初開催するという。

 県によると、県の果実産出額52億円のうち、28億円を占めるのが主力品目の梨。県内では、おおむね7月下旬から8月中旬にかけて「幸水」の出荷が始まり、続いて県が開発したブランド梨「彩玉」(8月中旬~9月初旬)、「豊水」(8月下旬~9月中旬)、「あきづき」(9月上旬~下旬)、「新高」(9月下旬~10月中旬)などの出荷が続く。

 日本野菜ソムリエ協会主催の「全国梨選手権」でも県の生産者が3年連続で最高金賞のほか、数多くの賞を獲得し、3年連続で最多受賞を記録。また梨のトップシェアを誇る幸水は国の研究機関で開発された当初、病気に弱く、収量性が劣るなどの理由で普及しなかったが、県の農業試験場と生産者が試行錯誤を重ね、栽培技術を確立したことで全国に広まったとされる。

 県の果実産出額のうち、2位の11億円を占めるのがブドウ。県内では直売が主体となっており、おなじみの「巨峰」や「シャインマスカット」のほか、秩父地域限定で栽培されている「ちちぶ山ルビー」などの希少品種まで、新鮮なブドウを楽しめる。

 まだあまり知られていない埼玉ブドウの魅力を身近に体験してもらうため、さいたま市大宮区のまるまる東日本 東日本連携センターで8月29、30日には「埼玉の朝採れぶどう祭り」も初開催。県内生産者の協力の下、新鮮なブドウを数量限定で販売する。県広報アンバサダーもブドウ園を訪れ、魅力を発信予定。

 28日の記者会見で大野元裕知事は「暑い夏を、埼玉県が誇る極上のフルーツで乗り切ってもらえれば」と話した。

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