埼玉新聞

 

3・11を忘れない 被災地支援グループ「ReVA(リーヴァ)」 上尾で復興応援イベント「15年間の災害を自分事に」 8月上映会

  • 「復興支援にご協力を」と呼びかけるReVAのメンバーたち=19日午前、JR上尾駅の自由通路

    「復興支援にご協力を」と呼びかけるReVAのメンバーたち=19日午前、JR上尾駅の自由通路

  • 【地図】上尾市(背景薄緑)

    上尾市の位置

  • 「復興支援にご協力を」と呼びかけるReVAのメンバーたち=19日午前、JR上尾駅の自由通路
  • 【地図】上尾市(背景薄緑)

 東日本大震災から15年。あの日を忘れずに―。上尾市民らでつくる被災地支援グループ「ReVA(リーヴァ)復興ボランティアチーム・上尾」が19日、JR上尾駅の自由通路で復興応援イベントを開催した。「思いだそう、伝えよう、備えよう」をテーマに被災地パネル展や募金活動、被災地の特産品販売などを行った。「災害の記憶と教訓を未来へつなぎ、“もしも”に備えるきっかけになれば」というメンバーの思いがある。

 ReVAは「Recovery Volunteer team Ageo」の略。2011年3月11日の東日本大震災の時に、上尾市社会福祉協議会が募集したボランティアバスの参加者有志で結成された。現在メンバーは市内外に及ぶ10代から80代までの約50人。

 16年4月の熊本地震や24年1月の能登半島地震など全国各地の被災地で緊急支援を行い、その後も生活に寄り添った支援活動を続けている。平時には、地域でできる防災・減災の啓発活動や災害ボランティアの担い手育成講座などを開催している。

 この日は上尾夏祭りで駅周辺に多くの人出が見込めることから、自由通路に特設ブースを設け、行き交う人たちに被災地の復興支援を呼びかけた。若手メンバーを中心にした募金活動をはじめ、能登半島地震で倒壊した家屋の能登ヒバの梁(はり)から作成した「バードコール(鳥笛)」やバルーンアート、市内の障害者施設とコラボしたミニマスコット、熊本や能登の特産品などをチャリティー販売した。

 パネル展では、3・11から15年間の全国各地の災害の様子を写した写真を展示。竜巻や雪害など県内で起きた災害も伝えた。また、3・11を忘れないために「あの時、何していたか」を紙に書き、年代別に張り付ける企画も。参加した50代の女性は「みんなそれぞれの体験がある日。こうして思い出すことは大切かもしれない」と話していた。

 今回のチャリティーで集まった寄付金は約2万6千円。震災に続いて豪雨にも見舞われた石川県輪島市町野町の支援活動に使われる予定。ReVAの市川富代子代表(60)は「この15年間の災害を自分事にしてもらいたい。上尾や県内各地でも災害が起きるかもしれないと考えてもらえたら」と思いを語っていた。

■8月に上映会も

 ReVAは8月22日、あげお富士住建ホールで、「生きる~大川小学校津波裁判を闘った人たち」の自主上映会を開く。東日本大震災による津波で74人の児童(うち4人は行方不明)と10人の教職員を失った宮城県石巻市の大川小学校の悲劇の真実と親たちの闘いのドキュメンタリー。午後0時半開演、参加費499円。

 問い合わせは、ReVA(電話080・6781・0311)へ。
 

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