ニチレイに攻撃…イオン系列スーパー、ケンタッキー、くら寿司など影響 完全復旧めど立たず 物流拠点が3カ所ある埼玉、イオンは「影響なし」
2026/07/17/11:12
13日にシステム障害が発生した冷凍食品大手ニチレイ(東京都中央区)の物流業務の混乱に伴い、配送業務を委託する大手スーパーや外食チェーンなどにも影響が広がっている。日本ケンタッキー・フライド・チキンは14日、商品の品切れや臨時休業の可能性があると発表。翌15日には一部店舗で営業時間を短縮した。イオン系列のスーパーやくら寿司でも15日、一部商品の欠品や納品遅れが発生した。関東と長野の7都県で宅配サービスを手がけるコープデリ連合会(さいたま市南区)も同様に欠品や遅配の可能性があるとホームページ上で発表した。
ニチレイは自社へのサイバー攻撃発覚直後に緊急対策本部を立ち上げ、復旧に向けた調査・対応を開始。サーバーの一部に個人情報が含まれていたため、グループで使用しているシステムを遮断した。
イオンリテール北関東・新潟カンパニー(越谷市)の担当者によると、16日昼時点で埼玉を含む所管5県での影響はないという。
戸田市の30代女性は「子どものお弁当用に常に冷凍庫にストックがある。夫婦共に働いているので、時短になる冷凍食品は日々の献立に欠かせない」と今後の影響を心配した。さいたま市南区の70代女性は「1人暮らしで火を使う調理は危ないと家族から止められている。ほぼ毎日冷凍食品を食べているので、影響がないことを願っている」と話した。
ニチレイでは現在、外部セキュリティー専門会社と安全対策を講じ、17日から冷蔵倉庫の入出庫や冷凍食品の出荷業務を順次再開する予定。だが、一部情報漏えいの可能性があり、完全復旧のめどは立っていないという。県内にはさいたま市北区、川越市、越谷市の3カ所に物流拠点がある。同社では被害の拡大を防ぐため、サイバー攻撃の詳細は明らかにしていない。












