埼玉新聞

 

小学生たちの願い込め 七夕飾り「世代間交流やルーツ探訪に」 短冊で越谷・千間台の商店街を彩る

  • 短冊を笹にくくり付ける小学生たち=3日午後、越谷市千間台西の七夕祭りイベントスペース

    短冊を笹にくくり付ける小学生たち=3日午後、越谷市千間台西の七夕祭りイベントスペース

  • 短冊を笹にくくり付ける小学生たち=3日午後、越谷市千間台西の七夕祭りイベントスペース

 商店街を小学生の短冊で彩る七夕祭りが3~4日、越谷市千間台西周辺の千間台西口商店会、せんげんパークロード商店会主催で開かれた。子どもたちの思い出に残るまちにしようと、同市立千間台小学校、大袋北小学校の全校生徒約1500人が書いた短冊をつるした笹を38店舗の店前に設置。県立大学の学生が作成した七夕飾りも飾られ、午後5時からライトアップも行われた。

 七夕祭りは2022年、当時県立大学の2年生だった高部美優貴さん(26)が、学生と商店会のつながりを作りたいとイタリアンバル「Salve」で店主の田中聡さんに相談したことをきっかけにはじまった。アイディアを提案し商店会のメンバーにフィードバックをもらいながら企画を進行。高部さんは「学生が千間台に愛着をもてるきっかけの一つになれば嬉しい」と振り返る。

 昨年からは、同大学で民俗学を教える浅川泰宏教授の教え子が作る七夕飾りも展示。学生の思い入れのある地域性を取り入れた飾りで、浅川教授は「飾りを通じて世代間交流やルーツ探訪につながり、千間台にいろんな地域から人が来ていることに気付いてくれれば」と狙いを話す。

 小学生の書いた短冊は、ブラウザから見れるウェブアプリを通じてどこに飾られているのか探すことが可能。同大学の和装部に所属する学生がスタッフとして参加し、イベントブースでは短冊を書いた子どもたちに水風船やステッカーをプレゼントした。通学路以外のまちのことを子どもたちに知ってもらおうと、今回から実際にまちを歩くスタンプラリーやクロスワードパズルも学生が制作した。

 和装部代表の大学4年生下垣内優菜さん(21)は「地域と関われる貴重な機会。大人と触れ合いながらイベントに向けて計画を立てていくので、自分の学びや自信にもつながっている」と話す。短冊を飾り付けていた小学4年の渡部零奈さん(9)は「学校で書いたのと同じお願いをした。短冊作りは楽しかった」と笑顔を見せた。

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