桜名所を未来へ 老木化やクビアカツヤカミキリ被害で桜並木の約8割が衰え 埼玉・深谷 復活プロジェクト始動、植樹へCFで寄付募集
2026/07/06/10:28
埼玉県深谷市は、老木化やクビアカツヤカミキリの食害が進んでいる市内の桜の名所を未来に引き継ごうと、枯れた木の伐採や新たに植樹を進める「深谷の桜、復活プロジェクト」を始動。植樹費用相当分をクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。人々の温かな思いも集め、桜の名所の復活につなげる。
同プロジェクトの第1弾の対象は、深谷市の中心部を流れる上唐沢川の桜景観区間(深谷中央陸橋~清心寺前踏切)と、市内公園38カ所。上唐沢川で約180本、公園で約230本の枯れた木を伐採・伐根し、新たに植樹する。その後も第2弾として、市内の学校や公民館などで実施していく。
上唐沢川の桜並木は、河川改修を記念して1931年から植樹され、その費用の一部は地域住民の寄付で賄われたという。75年ごろにも植え替えられ、深谷を代表する桜の名所として市民に愛されてきた。しかし、近年は老木化やクビアカツヤカミキリの被害が深刻で、プロジェクトの対象となっている同川区間では230本の桜の約8割で樹勢が衰えているという。
同市は第1弾の伐採・伐根・植樹費用として、6月の補正予算に約7800万円を計上。「市民に愛着を感じてもらい、共に守り育てる意識を持ってほしい」と、植樹費用の相当分をCFでも寄付を募ることになった。
ふるさと納税制度を活用したCFで、「ふるさとチョイス」から申し込むことができる。この寄付による返礼品はない。募集期間は8月31日まで。目標額は3千万円で、超過した場合は桜の復活に関連する事業に活用する。
小島進市長は「“深谷の宝”である桜をしっかり未来に渡すことが私たちの責任。このプロジェクトをしっかりやっていきたい」と決意を語った。
問い合わせは、市企画課(電話048・574・8096)へ。











