埼玉新聞

 

埼玉最大級の棚田が絶景 キャンドルライトなど600個 幻想的な“ホタルかがり火まつり”開催、演奏の音色も響く 農水省の「棚田遺産」に埼玉で唯一選定された場所

  • 武甲山の麓で幻想的な空間に包まれた寺坂棚田=4日午後7時半ごろ、横瀬町横瀬

    武甲山の麓で幻想的な空間に包まれた寺坂棚田=4日午後7時半ごろ、横瀬町横瀬

  • 【地図】横瀬町(背景薄緑)

    横瀬町の位置

  • 武甲山の麓で幻想的な空間に包まれた寺坂棚田=4日午後7時半ごろ、横瀬町横瀬
  • 【地図】横瀬町(背景薄緑)

 横瀬町横瀬の寺坂棚田で4日夜、「ホタルかがり火まつり」が行われた。武甲山の麓で、県内最大級の棚田に約600個のかがり火とキャンドルライトがともされると、周囲は幻想的な空間に包まれた。

 ホタルかがり火まつりは、横瀬町寺坂棚田保存会(町田雄一会長)が2007年から、コロナ禍での中止期間を除いて毎年開催している。この日は、かがり火やキャンドルライト、ペットボトルの中の豆電球の光が黄色やオレンジ色に輝き、夏の棚田を優しく照らし出した。会場では二胡(にこ)や三味線などの演奏会も行われ、訪れた人々は美しい音色と光の競演に酔いしれていた。

 寺坂棚田はかつて大部分が耕作放棄地だったが、01年から地元農家が中心となって再生に取り組んできた。現在は全体面積約5・2ヘクタールのうち、約4ヘクタールの水田(約250枚)が復活した。22年には、農水省から「つなぐ棚田遺産」に県内で唯一選定されている。

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