東日本台風で甚大な被害…床上・床下浸水は170戸 笹目川流域一体で水害防止・軽減へ 対策協議会が初会合 流域治水、強力に推進へ
2026/06/25/13:39
埼玉県さいたま市と戸田市を流れる1級河川笹目川流域の浸水被害の防止・軽減を図る対策を流域一体で計画的に進めるため、関係機関と流域市で構成する「笹目川流域水害対策協議会」の初会合が17日、さいたま市浦和区の埼玉教育会館で開かれ、来年3月の流域水害対策計画の策定に向けた議論を開始した。
県によると、笹目川はさいたま市南区白幡を起点とし、戸田市早瀬で荒川に合流する延長5・1キロの1級河川。笹目川流域は2019年の東日本台風で甚大な浸水被害が発生しており、浸水面積は約2・3ヘクタール、床上・床下浸水は約170戸に上った。25年1月に河川整備計画変更で、笹目川排水機場ポンプの増強が予定されているという。
気候変動に伴う水害の発生リスクに対応したさらなる治水対策で、流域治水の取り組みを加速するため、今年3月に県として初めて、笹目川を特定都市河川に指定。予算の重点措置(国庫補助)による河川整備などの加速化や法的枠組みを活用した雨水流出抑制対策など、流域治水をより強力に推進することになった。
協議会はさいたま市長、戸田市長、県土整備部長、農林部長、都市整備部長、下水道局長、国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所長、同荒川下流河川事務所長で構成。初回の同協議会では、笹目川流域水害対策計画の基本的な考え方や素案、今後のスケジュールが示された。
小島茂県土整備部長は「豊富な知見や幅広い意見を集約し、実効性のある流域水害対策計画としてまとめていきたい」などと話した。










