埼玉新聞

 

さいたま市の中3英語力、7回連続全国1位 なぜ強い? 英検3級相当以上88・9% 小1からの独自教育で育む英語力

  • 【役所】さいたま市役所=埼玉県さいたま市浦和区常盤

    さいたま市の中3英語力、7回連続全国1位

  • 【地図】さいたま市(背景薄緑)

    さいたま市の位置

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  • 【地図】さいたま市(背景薄緑)

 埼玉県さいたま市教育委員会は18日、2025年度英語教育実施状況調査で、中学3年生のうち、英検3級相当以上の英語力を身に付けている生徒の割合が7回連続で全国1位になったと発表した。全国平均が54・6%のところ、さいたま市は34・3ポイント上回る88・9%だった。文部科学省が同日に公表した国の都道府県・政令指定都市別の結果で明らかになった。

 市教委教育課程指導課によると、未実施だった20年度を除き、18年度から連続で全国1位を獲得。背景として挙げるのが、16年度から全市立小・中学校で実施している市独自の英語教育「グローバル・スタディ」(GS)だ。

 小学1年から中学3年までの9年間を一貫したカリキュラムに基づき、四つの技能(聞く、話す、読む、書く)をバランスよく学ぶ。授業時数は小学校が419時間、中学校は471時間で、いずれも学校教育法施行規則で定める標準授業時数(小学校210、中学校420時間)を上回っている。

 指導体制や教員研修の充実のほか、イングリッシュ・キャンプや英語ディベート大会などアウトプットする場の提供にも力を入れているという。

 今回の結果を受けて、同課の担当者は「現場の先生、子どもたちの頑張りのおかげ。コミュニケーションや言語活動を大切にしながら、英語の楽しさを伝えていきたい」と話した。

■県平均56・8%、全国を上回る

 中学3年生で英検3級相当以上の英語力がある生徒は県が56・8%で、全国平均の54・6%を上回った。県義務教育指導課によると、県学力・学習状況調査の結果を活用し、教員の指導力向上を図るため、生徒の苦手な問題の指導方法を検討・改善したり、英語の学力を伸ばしている教員の授業映像を研修で活用したりしているという。

 英検3級以上相当の英語力がある生徒は2015年には約40%だったが、徐々に上昇している。同課は「授業の改善で英語力が向上していて、これからも英語力が向上できるよう改善していきたい」などと話した。

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