よさこい鳴子「色なし」に ナフサ供給不安、夏の風物詩に影
2026/06/17/05:28
高知の夏の風物詩「よさこい祭り」に欠かせない「鳴子」の製作工房にナフサ由来の溶剤が届かず、色が塗れない事態になっている。米国とイランの戦闘終結に向けた覚書締結後もナフサ供給の不安は続き、街を熱狂に包む祭典から彩りが失われかねない状況に、関係者は気をもんでいる。
ヒノキの香りが漂う高知市の「鳴子工房こだかさ」では“色なし鳴子”ばかりが作られている。塗装には3種のシンナーが必要だが、4月以降手に入ったのは1種1缶のみ。塗装場は電気が消えたままで、担当者は「心が折れる」とつぶやく。
朱色に黒と黄が伝統的な色分けだが、独自のデザインで毎年作り直すチームも多い。約70チームから注文を受けていた「こだかさ」が、取引業者からしばらくシンナーを納品できないと告げられたのは3月25日。在庫で色を塗れたのはわずか数チーム分だ。
各チームには「白木に焼き印やインキで模様を付けてはどうか」と提案。2割が承諾し、残りは「去年の鳴子を仕方なく使う」「もう少し様子を見る」といった反応だ。塗装なしでは、音が高くきれいに響かないという。











