埼玉新聞

 

熱中症で6141人搬送…埼玉は全国4位 最も多い発症場所は住居、65歳以上が半数超 熊谷・猛暑日では訓練中の自衛隊新人隊員14人が搬送 県が「暑さに慣れる体づくり」を呼びかけ

  • 【役所】埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

    県が「暑さに慣れる体づくり」を呼びかけ

  • 【役所】埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 県は暑さが本格化する前に、熱中症への注意を呼びかけている。熱中症を予防するためには、熱中症の危険が高まる前の時期に体を暑さに慣らして、汗が出やすい体づくりを行う暑熱順化、食事や睡眠など日頃の生活からの熱中症予防行動、エアコンの使用も重要だという。

 県によると、昨年5~9月の熱中症による救急搬送者数は6141人で、東京都、大阪府、愛知県に次いで全国4番目に多い搬送者だった。年代別では65歳以上が54・6%を占め、発生場所では住居が35・9%を占める。

 県内では今年5月4日に春日部市で開催された「第38回大凧(おおだこ)マラソン」に参加していた20~40代の男性8人が熱中症の疑いで救急搬送。最高気温が熊谷市で35度以上の猛暑日となった今月1日にも、寄居町などで行進訓練中だった航空自衛隊熊谷基地の10~30代の新人女性隊員14人が熱中症の疑いで救急搬送されている。

 県環境科学国際センターでは2022年度から県独自に「インターネットにつながる暑さ指数計」を設置し、暑さ指数をリアルタイムで公表。本年度は今月2日から9月30日まで、県気候変動適応センターのウェブサイト「SAI-PLAT」で県内30カ所の暑さ指数を公表している。

 2日の記者会見で大野元裕知事は熱中症予防運動の動画や民間企業と連携した熱中症対策も紹介し、「熱中症は適切な予防行動により防ぐことが可能で、予防行動を徹底してほしい。もしも熱中症が疑われる場合には速やかに命を守る行動を取ってもらえれば」と話した。

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