埼玉新聞

 

ガシャーン…小学生の列にSUVが衝突 逃げた運転手の男、「今後は一切運転しない」と述べるなどしたので執行猶予の判決 その後、情報提供があり無免許運転が発覚…男逮捕、違反の疑い ひき逃げ時と同じ車を運転

  • 吉川署に搬送される小学生ひき逃げ事件で逃走したとみられる車=5月15日午後9時50分ごろ

    吉川署に搬送される小学生ひき逃げ事件で逃走した車=2025年5月15日午後9時50分ごろ

  • 吉川署に搬送される小学生ひき逃げ事件で逃走したとみられる車=15日午後9時50分ごろ

    吉川署に搬送される小学生ひき逃げ事件で逃走した車=2025年5月15日午後9時50分ごろ

  • 【地図】三郷市

    三郷市の位置

  • ひき逃げ事件が起きた直後とみられる現場=目撃者提供

    ひき逃げ事件が起きた直後とみられる現場=目撃者提供、2025年5月

  • 吉川署に搬送される小学生ひき逃げ事件で逃走したとみられる車=5月15日午後9時50分ごろ
  • 吉川署に搬送される小学生ひき逃げ事件で逃走したとみられる車=15日午後9時50分ごろ
  • 【地図】三郷市
  • ひき逃げ事件が起きた直後とみられる現場=目撃者提供

 昨年5月に三郷市で下校中の小学生に重軽傷を負わせたひき逃げ事件で、執行猶予付きの有罪判決を受けていた、三郷市早稲田7丁目、職業不詳で中国籍の男(43)について、吉川署は3日、道交法違反(無免許)の疑いで現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、3日午後1時15分ごろ、同市早稲田7丁目付近の県道で、無免許で普通車を運転した疑い。調べに対し、黙秘している。

 男は昨年5月、車を運転し、同市で小学生4人にけがを負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害アルコール等影響発覚免脱)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われ、さいたま地裁越谷支部で懲役2年6月、執行猶予4年の判決が確定している。公判では「今後は一切自動車を運転しない」などと述べていた。

 同署によると、男の無免許運転に関する情報提供があり、男が車を運転している様子を複数回確認。3日、男宅の周辺で警戒していた警察官がコインパーキングに止めたところを現認し、現行犯逮捕した。男は昨年の事故当時と同じ車両を運転していた。

 県警は判決後も常習的に運転していたとみて、詳しく調べている。

■飲酒運転の発覚を免れようと「責任回避」(以下2025年11月14日配信、地裁判決公判時の記事)

 三郷市の市道で5月、下校中の男児4人がけがを負ったひき逃げ事件で、自動車運転処罰法違反(過失傷害アルコール等影響発覚免脱)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた中国籍の解体工鄧洪鵬被告(43)=三郷市=の判決公判が13日、さいたま地裁越谷支部で開かれた。奥山拓哉裁判官は懲役2年6月、執行猶予4年(求刑同2年6月)を言い渡した。

 判決理由で奥山裁判官は、被告人が飲酒運転をする必要性や緊急性はなかったとした上で、歩行中の被害者らに衝突して加療最長約4週間の傷害を負わせた事故内容について「飲酒運転の危険を現実化したもの」と非難。事故後に逃走し、運転時のアルコールの影響の発覚を逃れようとしたことは「責任回避のためであった」とした。

 一方で、被告が被害者らに見舞金を支払い、任意保険を利用した損害補償の見込みがあることや、今後は一切自動車を運転しないなどと述べていることなどから執行猶予付き判決が相当とした。

 判決によると、被告は5月14日、飲酒後に三郷市内の市道を走行中、路側帯を歩いていた男児4人に衝突してけがを負わせたにもかかわらず、救護措置を取らずに現場から逃走して飲酒運転の発覚を免れようとした。

■子どもらは互いに声をかけ合っていた「大丈夫?」(以下2025年5月15日配信、事件直後の様子の記事)

 下校中の小学生の列に車が突っ込み、逃走したひき逃げ事件。現場では塀や道路を捜査員が入念に調べていた。三郷市の住宅街の一角で起きた事件で目撃者も多く、近隣住民は「早く捕まってほしい」と不安を募らせた。

 事故を目撃した30代女性によると、集団下校の子どもが道の両端に10人ずつの列になって歩いていたところ、片方の列に車が突っ込んだという。塀と車に挟まれるような状態で、子どもたちはお互いに「大丈夫?」と声をかけていた。車からは男2人が降りてきたが、気にしていない様子で、日本語が拙かったという。女性が110番をしているうちに男らは逃げていた。

 近隣の40代女性は「ガシャーン」という大きな音を聞いていた。車はグレーのスポーツタイプ多目的車(SUV)タイプの乗用車で、後続車があり、車を移動させるそぶりを見せたが、そのまま逃走したという。

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