体へ悪影響…埼玉で“PFAS”大幅に超過 事業所敷地内の地下水などから 住民に注意喚起…代替水を無償で手配、水道水は
2026/04/23/10:29
熊谷市は22日、同市妻沼の防災設備会社「能美防災妻沼東事業所」敷地内の地下水などから、国の指針値を大幅に超える有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたと発表した。PFASは体内に取り込まれると健康への悪影響が懸念されるとして、欧州などで規制の強化が進む。市は水道水から基準値を超える値は検出されておらず、安全だとしている。
市環境政策課によると、同事業所が2025年10月、土壌汚染対策法に基づく土壌調査を実施し、1リットル当たり2・2ミリグラム(基準値は同0・8ミリグラム)のPFASを検出。今年2月の追加調査で、敷地内の地下水から指針値の864倍となる同4万3200ナノグラム(指針値は同50ナノグラム)が検出された。周辺河川の調査も今月7日に行い、3カ所のうち1カ所で指針値の2倍超となる同110ナノグラムのPFASを検出。法律などによる規制はないが、同事業所放流口の排水からは、25年6月の調査で同1100ナノグラムが検出された。
同事業所は1974年からPFASを含む泡消火剤を使用し、法改正に伴いPFOSを含有する薬剤は2006年以降、PFOAを含むものは16年以降は使っていないとしている。市は地下水の下流側に当たる同事業所南東側500メートルの範囲で、井戸水を利用している住民に対し、安全が確認されるまでの間は飲用を控えるように呼びかけ、代替水を無償で手配する。
問い合わせは、同課(電話048・536・1548)へ。









