コレラ菌、光浴びて活発に 感染制御ヒントに、琉球大
2026/04/18/16:36
汚れた水を通して広がり下痢や嘔吐を引き起こすコレラ菌は、光を感知すると動きが活発になる傾向があるとする研究成果を、琉球大と東北大などのチームが米科学アカデミー紀要に発表した。コレラ菌はべん毛という器官を回転させて泳いでおり、自然環境や人体に入り込むまでの動きの理解や、感染対策研究につながりそうだ。
チームは川の水から採取したコレラ菌で実験。琉球大の許駿助教(細菌学)によると、光を受けると泳ぎの速さがおよそ20~30%上昇し、移動距離も増えた。許助教は「自然界でどのように振る舞い、生き残ってきたのかが分かれば、感染リスク評価や環境監視の在り方に新たな視点を与える可能性がある」と話した。
コレラはアフリカや南アジアなどを中心に、水処理設備が十分でない地域では現在も深刻な脅威。世界保健機関(WHO)によると、2024年に60カ国で56万人が感染し、6千人以上が死亡した。










