埼玉新聞

 

日中に初の集中工事…JR東日本高崎支社 八高線で列車を運休しメンテナンス 働き方改革を推進 背景に作業員の確保や設備老朽化に伴う工事量の増加

  • 八高線で日中時間帯に行われた枕木交換の様子=15日午後、小川町の第2靱負(ゆきえ)踏切付近

    八高線で日中時間帯に行われた枕木交換の様子=15日午後、小川町の第2靱負(ゆきえ)踏切付近

  • 八高線で日中時間帯に行われた枕木交換の様子=15日午後、小川町の第2靱負(ゆきえ)踏切付近

 JR東日本高崎支社は15日、八高線の小川町駅~児玉駅(本庄市)間で日中時間帯に集中工事を行った。同支社管内で鉄道設備維持更新に係る日中時間帯での集中工事は初めて。鉄道設備メンテナンスに携わる作業員の確保や設備の老朽化に伴う工事量の増加が課題となる中、作業員の働き方改革を進めることで、鉄道設備メンテナンスの維持と持続可能な鉄道事業運営を目指すという。

 工事は午前11時50分ごろから午後3時ごろまでで、枕木交換、レールなどの検査・修繕、樹木伐採、土砂除去、電線張り替え、通信ケーブル撤去などの工事を実施。工事の影響で、高麗川駅(日高市)発高崎駅行きの下り3本、高崎駅発高麗川駅行きの上り3本が小川町駅~児玉駅間で運休となって約260人に影響したが、日中時間帯に集中工事を行うことで、夜間の騒音軽減や視認性向上による作業の安全性向上を図った。

 竹沢駅(小川町)付近で列車無線用ケーブル撤去や枕木交換の工事も報道陣に公開された。約500メートルのケーブルを撤去し、ミニショベルを使って老朽化していた木製の枕木約45本をコンクリート製の枕木に交換した。作業員たちは手際良く工事を進めていた。今回は11カ所で計86人の作業員が参加したという。

 同支社の村木康行企画総務部長は「夜間では作業員の確保が難しくなってきていて、昼間の方が作業の効率もよい。利用客には迷惑をかけているので、丁寧に説明して理解いただきながら今後は別の路線でも日中時間帯の工事を広げていきたい」と話していた。

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