埼玉新聞

 

小学生の死傷者、昨年は488人…埼玉で発生した交通事故で 半数以上は下校や放課後の時間帯 抜け道や通勤で通学路に…通行規制の時間帯でスクールゾーンに侵入など、県警が違反者ら取り締まり

  • 通学路で交通違反の取り締まりを実施する警察官

    通学路で交通違反の取り締まりを実施する警察官=15日午前、上尾市西宮下2丁目

  • 通学路で交通違反の取り締まりを実施する警察官

 春の全国交通安全運動最終日の15日、埼玉県警は県内約360カ所で一斉交通取り締まりを行った。警察官約1690人態勢。県警交通指導課と上尾署は同日午前7時半から、上尾市西宮下2丁目の通学路のスクールゾーンを対象に実施した。スクールゾーンへの交通違反に重点を置き、ゾーンに侵入した通行禁止違反者らに対して、署員らが指導、取り締まりを行った。

 同所の周辺には幹線道路や商業施設があり、抜け道として通勤などの車や自転車の通行量が多いという。通行規制が行われる午前7時半から同8時半の時間帯で、12件の通行禁止違反、1件の無免許運転を取り締まり、指導した。

 上尾署管内では、2024年に小学生の死亡交通事故が発生。同課によると、昨年中の重傷交通事故は96件。中学生以下の負傷者は59人で、そのうち重傷者は4人だった。

 昨年、県内で発生した人身事故のうち、小学生の死傷者数は488人。うち281人が、午後2時から同6時の下校や放課後の時間帯で事故に遭った。急な車道への飛び出しや、ドライバーの予測不足などが主な要因だという。

 4月から新学期が始まり、新たに通学路を登下校する新小学1年生や自転車通学を始める中高生が増えるとみられる。同課は自動車などのドライバーに向けて「今後も交通違反と事故に十分に気を付けて、より安全な運転を心がけてほしい」と呼びかけた。

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