没後100年モネ「里帰り」…埼玉県立近代美術館が所蔵の作品「ジヴェルニーの積みわら、夕日」 フランスでの展覧会に貸出
2026/04/15/11:34
さいたま市浦和区の県立近代美術館が所蔵するフランス人画家クロード・モネ(1840~1926年)の作品「ジヴェルニーの積みわら、夕日」が、モネが終生を過ごしたフランス・ジヴェルニーに「里帰り」している。同館が作品の貸出オファーを受け、「ジヴェルニー印象派美術館」で7月5日まで開催中のモネ没後100年を記念した展覧会に出品されている。
「ジヴェルニーの積みわら、夕日」(1888~89年)は、夕日に照らされる積み上げられた麦の山が暖かな色彩で描かれている。同じ構図で朝に描かれた作品や、連作も有名だ。同作は県立近代美術館開設準備室時代の1981年に購入され、同館コレクションの「顔」となっている。
印象派の巨匠であるモネは、亡くなるまでの40年以上をパリ郊外のジヴェルニーで過ごし、数多くの名作を残した。モネの邸宅や代表的な「睡蓮」のモチーフとなった庭などが現在も残り、観光名所にもなっている。
展覧会では今まであまり光が当たらなかったという「睡蓮」などの連作以前、ジヴェルニー移住後最初の数年間の作品が紹介されている。県立近代美術館の大浦周主任学芸員は「同時期の他の作品との対比によって、新たな発見や研究の進展につながれば」と話していた。
作品は返却後に県立近代美術館の「MOMASコレクション(常設展)」で展示を再開する予定だという。









