「私の夢はAKB48でした」埼玉出身・向井地美音さん卒業コンサート開催 13年間のアイドル人生で貫いたグループ愛
アイドルグループAKB48の向井地美音さん=埼玉県出身=は3日、東京・国立代々木競技場第一体育館で、卒業コンサートを開催した。(森本勝利)
向井地さんは、2013年に第15期生として加入。14年発売の38枚目シングル「希望的リフレイン」で初選抜。16年発売の44枚目シングル「翼はいらない」で表題曲初センターに抜擢された。19年には3代目AKB48グループ総監督に就任。コロナ禍という未曾有の困難を乗り越え、歴代の総監督最長の約5年間にわたり、グループをけん引した。
コンサートのタイトルは「~私の夢は、AKB48~」。自他共に認める「AKB48愛ナンバーワン」を表現したセットリストで盛り上げた。1曲目「青春と気づかないまま」では、向井地さんは制服姿で登場。AKB48を夢見ていた少女時代の自分自身へと想いを馳せるように、まっすぐな歌声を届けた。「AKB参上!」で赤チェックの衣装に身を包むと、グループを好きになったきっかけと語る「大声ダイヤモンド」など、思い入れの強い楽曲で、場内の熱気を一気に押し上げた。
AKB48人生をたどるユニットパートでは、所属したチーム楽曲やユニット曲を披露。同期やOGメンバーが駆けつけ、会場を沸かせた。「RIVER」では、高橋みなみさん、向井地さん、倉野尾成美さんの歴代総監督3名が「AKB~!」の掛け声を響かせ、力強くパフォーマンス。高橋さん、峯岸みなみさん、小嶋陽菜さん=埼玉県出身=のユニット「ノースリーブス」とのコラボでは、一夜限りの「ノースリーおん」として、思い出に残る共演を果たした。
終盤は、最後の参加シングル「名残り桜」やキャプテンを務めたチームAの公演楽曲「重力シンパシー」でラストスパート。本編ラストの「ヘビーローテーション」では、かつて大島優子さんからセンターを指名された向井地さんが、新たに20期研究生・近藤沙樹さんを後継者に指名。最年少14歳の近藤さんは「ヘビーローテーション」が発売された2010年にはまだ生まれていなかった世代。そんな彼女と向井地さんによる元気いっぱいの「ワン・ツー・スリー・フォー!」をきっかけに、未来へとつながる圧巻のパフォーマンスを届け、本編を締めくくった。
アンコールでは軌跡映像に続き、ピンクチェックの卒業ドレスに身を包んだ向井地さんが登場。卒業ソング「向かい風」を、仲間たちとともに大切に歌い上げた。卒業スピーチで向井地さんは「AKB48は私の人生のすべてでした。AKB48に出会って15年、加入して13年。“夢への通過点“と呼ばれていたAKB48ですが、私の夢はAKB48でした。何年経っても青春と夢を与えてくれたAKB48という存在に感謝の気持ちでいっぱいです。AKB48が大好きという気持ちをひたすら貫き通していたら、気づいたら私の個性であり、武器になっていました。きっとあの頃の私を救ってくれたように、これから先もAKB48はみんなの夢のような存在であると信じています」と、グループへの愛と感謝を涙ながらに伝えた。感動的なムードに包まれる中、ついにクライマックスへ。「君は僕の風」「翼はいらない」と自身を代表する楽曲を届け、最後に選んだ曲は「私がAKB48オタクとして、コンサートでこれが一番最後だったら最高だなと思っている曲です!」と語った「君と虹と太陽と」。総監督時代の全国ツアーでアンコールに披露していた思い出の楽曲で大フィナーレを飾った。「5月からは1人のAKB48オタクに戻ります!みんな一緒にAKB48を応援しようねー!」と、最後の瞬間までAKB48への愛を叫び、13年間の青春とAKB48への愛情を余すことなく詰め込んだ卒業コンサートは、深い余韻を残しながら幕を閉じた。
卒業公演は4月30日、東京・秋葉原のAKB48劇場で開催予定。
=埼玉新聞WEB版=









