埼玉新聞

 

反則金の最高額は1万2千円…ミス東大・須賀ありささんら、交通安全を呼びかけ 埼玉県警、県内各地で啓発 1日から自転車の交通違反に青切符 原則は指導や警告…迷惑行為につながる場合は直ちに交付

  • 交通安全クイズの正解者に賞品を渡す須賀ありささん(左)

    交通安全クイズの正解者に賞品を渡す須賀ありささん(左)=3月31日午後、蕨市錦町1丁目

  • 交通安全クイズの正解者に賞品を渡す須賀ありささん(左)

 16歳以上の自転車交通違反に対して警察が反則金の納付を通告する反則通告制度(青切符)が1日、開始された。原則は指導や警告の声がけのみだが、歩行者や他の車両に対する迷惑行為につながる場合は直ちに交付する。県警は3月31日、県内各地で啓発キャンペーンを行い、自転車の利用者らに交通安全を呼びかけた。

 青切符の対象となる違反は113種。反則金は自転車走行中に携帯電話を使用する「ながら運転」が1万2千円で最高額。右側通行などの通行区分違反や信号無視などで6千円、ライトの無灯火などが5千円、並進運転などで3千円。一定の交通違反をした場合、反則金を納めれば刑事手続きに移行せずに事件は終結する。

 これまでは飲酒運転や妨害運転、違反によって交通事故を発生させた場合などの悪質な違反に限って、起訴を見据えた捜査が必要な交通切符(赤切符)を交付して刑事手続きを行っていた。同制度は維持したまま、青切符を導入することで比較的軽微な違反の取り締まりを徹底し交通ルールの順守を促す。

 県警は3月31日、さいたま市中央区のイオンモール与野で青切符の周知活動を行った。チラシを受け取った通行人らは警察官に青切符の内容について詳しく質問していた。

 同市桜区の高校生井上界さん(17)は、イヤホンを着用しながら自転車を運転する人を頻繁に見かけるといい、「その人は良いと思っていても、事故を起こしたときのことを考えていない。青切符で事故が減ってほしい」と願った。

 6日から始まる春の交通安全運動に先立ち、蕨署は3月31日、蕨市錦町のビバモール蕨錦町店で出発式を行った。ミス東大2025でグランプリを受賞した須賀ありささん(23)=蕨市出身=を一日署長に委嘱し、来場者らに啓発品の配布など青切符制度の開始を呼びかけた。

 出発式では、須賀さんによる青切符施行に関するトークショーやクイズが行われ、正解者には自転車のヘルメットがプレゼントされた。須賀さんは「青切符を機に交通ルールを改めて確認し、安全な利用を心がけていただきたい」と笑顔で話し、同署の西脇大輔署長は「自転車の基本的な交通ルールを守り、交通事故の当事者にならないようにしてほしい」と話した。

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