埼玉新聞

 

攻撃にリズム…浦和・関根、要所で光るプレーは監督も納得 ポジション争い激化求め、さらなる活躍へ

  • 今季リーグ戦初スタメンを飾った関根=18日、浦和駒場スタジアム

 浦和は18日の新潟戦で鮮やかな逆転から3連勝を飾った。酒井、明本と両サイドバックの得点にスポットが当たったが、今季リーグ戦初先発のMF関根も、要所の光るプレーで存在感を発揮した。「個人のフィーリングでは何度かチャンスに絡めたし悪くはなかった」と冷静に振り返った。

 右ウイングに入ると伊藤、酒井らと息の合った好連係。「やりやすくプレーできたシーンが多かった。(伊藤)敦樹を使ったり(酒井)宏樹くんを使ったり(大久保)智、(興梠)慎三くんと関われた感覚は何回かあった」。前半9分には、伊藤に絶妙なパスを送り決定機を演出するなど攻撃にリズムを与えた。

 開幕4試合で先発出場のモーベルグとは違ったプレーで周囲と共存した。主将の酒井は「(関根)貴は中で受けるのもうまいし、外で受けてドリブルもでき起用な選手。貴とやる時は特に何も考えていない」と信頼を寄せる。

 今季は全公式戦に出場しているが、スタメンはカップ戦を含め2試合のみ。8日の湘南戦後には「自分がスタメンで出て活躍するイメージでシーズンに入ったけど、それがなかなか難しい状況だった」と本音を話した。

 それでもカップ戦、練習のパフォーマンスでスコルジャ監督を納得させた。「一番最初に僕が替わることができたけど、どんどんサブ組が11人の名前に入ってくるチームになっていかないといけない」とポジション争いの激化を求めた。花粉に苦しむ背番号14。飛散の時期を乗り越えれば、さらなる活躍が待っている。

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