JR与野駅前で「大正時代まつりミニフェスタ」 毎年秋の人力車も連なる仮装パレード、昨年は開催せず…今年10月への告知兼ね、春先にミニフェスタ
2026/04/01/13:56
「帽子とコートはイギリスから取り寄せました」「私は普段もこの格好です」。顎ひげを蓄えた軍服姿の男性と羽織はかまの男性が会話する。隣で談笑するのは矢羽根模様にはかま姿の女学生と女性。モガ(モダンガール)のスタイルだ。
JR与野駅西口で3月14日、「大正時代まつりミニフェスタ(同実行委員会主催)」が開かれ、約5千人(主催者発表)でにぎわった。
同イベントは同駅開業80周年を記念して1991年から始まり、毎年秋に開催。目玉は馬や人力車も連なる大正時代の仮装パレードだが昨年は開催しなかったため、今年10月への告知を兼ねて、春先のミニフェスタとなった。
都内の八王子から一家3人で来た高橋沙希さん(40)は「衣装は祖母の服のリメイクや市販品のアレンジでそろえた」。唐草模様の風呂敷を抱えた書生姿は、都内で研究職に就く大久保路保さん。「大正と付く祭りは(出身地の)関西にもあるが、甲冑(かっちゅう)姿の参加者もいる。大正時代に特化した仮装はここだけだと思う」と話した。
特設ステージでは和太鼓パフォーマンスや大正琴にピアノの演奏も。折り畳み椅子を持参して聞いていた同区上落合の飯田初江さん(84)は「子どもが小さなときから家族とずっと来ている。お店も回ってから戻る」と笑顔を見せた。
「全て手弁当だった祭りは口コミや区画整理を経て大規模になり、今では関東圏外からも人が来る」と話す実行委員長の成田健人さん(34)。「伝統を残しつつ新しさも取り入れながら、続けていきたい」と意気込みを語った。









