埼玉新聞

 

春日部駅前の商店街で「ゆかたdeナイト」、8月2~4日に開催 浴衣の客、マップ持参の客に割引特典

  • 昨年の「古利根川ゆかたdeナイト」に浴衣姿で参加する来場者(仲町商栄会提供)

 旧日光街道・宿場町の面影を残す東武伊勢崎線春日部駅の商店街「仲町商栄会(小川一博会長)」が「古利根川ゆかたdeナイト2019」を8月2~4日、大落古利根川親水テラスをメイン会場に開く。

 商店街の活性化のため、毎年4月に開かれ、にぎわう「ブロンズ通りフェスティバル」に次ぐ、夏のイベントとして始められ今回で4回目となる。

 今年は、これまで2日間だった開催日を3日に延長した。イベントとしては、宮代町の日本工業大学の学生がCGで制作した映像を壁などに投影する「プロジェクションマッピング」を実施する。

 同会加盟の各店が出店し厳選された「和小物」や当日限定商品を特別価格で販売する。会場や商店会を浴衣で訪れた人や同会のマップを持参した人には、飲食店での割引などの特典がある。時間は午後5時~9時。

 商店会には今も、商家や蔵が残り、宿場町の面影を残し創業100年を超える老舗もある。最盛期には、100店舗以上の会員数を誇った。しかし、同駅西口に大型店などの出店で、買い物客が減少した。

 活性化のため、メインストリートで「ブロンズ通りフェスティバル」を毎年4月に開催するようになった。今年で26回目となる。

 4年前からは、浴衣で気軽に参加してもらおうと、「古利根川ゆかたdeナイト」を始めた。年々来場者が増えているという。同商店会の市川弘相談役は「駅前に店舗があること自体が強み。AI技術の導入など時代に適応した店づくりに取り組むことで、今とは違った業種形態になるかもしれないが、生き残りを図れる」と話す。

 問い合わせは、実行委員会事務局(電話090・7015・7162)。

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