埼玉新聞

 

埼玉が誇る関東有数の名所「権現堂」予想外の早さで満開迫る 幸手桜まつり開始日を前倒し、客109万人か

  • 桜の名所として観光客でにぎわう幸手権現堂の桜堤=2019年4月

    桜の名所として観光客でにぎわう幸手権現堂の桜堤=2019年4月

  • 桜の名所として観光客でにぎわう幸手権現堂の桜堤=2019年4月

 幸手市観光協会は、埼玉県営権現堂4号公園で4年ぶりに開く「幸手桜まつり」の開始日を桜の開花予測に合わせ前倒しし、21日からと変更した。

 管理事務所によると、2、3月と暖かい日が続いたためソメイヨシノのつぼみの膨らみも予想以上に早く進んでいるとし、今週末ぐらいに開花し来週半ばには満開になると見込んでいる。同所は「例年であれば3月後半から見頃となるが、東京の開花宣言が14日となり、今年は10日ぐらい早まるのではないか」と予測。当初の25日開始予定から4日前倒しした。終了は来月9日までとしているが、場合によっては早くなる可能性もあるとした。

■関東有数の名所

 関東有数の桜の名所となっている幸手市の権現堂桜堤。約千本のソメイヨシノが1キロにわたって咲き誇り、周囲に広がる菜の花と色鮮やかなコントラストを演出する。期間中は、約100店舗の露店が出店するほか、観光物産展や俳句コンクール、さくらマラソン大会などが催される。

 市観光協会は「4年ぶりの開催をうれしく思う。前回と同規模の109万人の来場を見込んでいる」と話した。
 

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