愛した妻死亡…「消えて」殴った夫、法廷で認める 妻がバールを持ち、なだめる夫が取って殴る…遺体をドラム缶に入れ、妻が失踪したようなメッセージを娘に送ったか 弁護士「仲良く生活…終わりにしたかったが」
2011年に所沢市のアパート内で妻を殺害し、遺体をドラム缶の中に遺棄したとして、殺人と死体遺棄などの罪に問われた住所不定、無職夫(51)の裁判員裁判の初公判が2日、さいたま地裁(小池健治裁判長)で開かれた。夫は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、夫は同居の妻から暴言や暴行を受け、事件当日も感情的になった妻をなだめていたと説明。妻が持っていたバールを取り上げて妻の頭部を2度殴打し、遺体はブルーシートに包みドラム缶に入れた。殺害後、妻が自ら失踪したかのように装うメッセージを長女に送るなどしていたとした。
弁護側は「仲良く生活していたが、妻は怒りの感情を抑えるのが苦手だった」と指摘。夫は妻の精神状態に「こんな生活終わりにしたい」と思っていたが誰にも相談できず、事件当日も「殺してしまうしかない」と思ったことから犯行に及んだとした。
起訴状などによると、夫は11年7月17日、所沢市内のアパートで、妻=当時(39)=に対し、殺意を持って頭部をバールで2回殴り、頭蓋骨骨折による頭蓋内損傷を負わせて殺害し、同年9月中旬ごろから25年2月15日までの間、同市内のトランクルームで妻の遺体をドラム缶に入れた状態で放置したなどとされる。
■「愛情を抱いていたが、口論が絶えず」(以下2025年6月12日配信の再逮捕記事)
所沢市のトランクルームから回収されたドラム缶から女性の遺体が発見された事件で、県警捜査1課、所沢、吉川署の特別捜査班は11日、殺人の疑いで、住所不定、無職の男(51)=死体遺棄の罪などで起訴=を再逮捕した。「口論になり妻を抑えられなくなり、カッとなって頭部を殴った」と容疑を認めているという。
再逮捕容疑は2011年7月17日、当時住んでいた所沢市荒幡のアパートの一室で、同居していた妻=当時(39)=の頭部を凶器で複数回殴り、頭蓋骨骨折による頭蓋内損傷を負わせ、殺害した疑い。「妻に対する愛情を抱いていたが、口論が絶えずもう終わりにしたい、消えていなくなってほしいと思った」と供述しているという。
捜査1課によると、男は犯行後、周囲に妻が自ら失踪した旨の話をしていたという。その後、遺体を隠すためにトランクルームを契約したとみられる。
今年2月時点でトランクルームの利用料金が未納だったことから、吉川市のリサイクル会社が4月17日にトランクルーム内にあったドラム缶を回収。翌18日に同社の従業員がドラム缶内から遺体を見つけ事件が発覚した。
県警はこれまでに、男を道路運送車両法違反(無車検)、死体遺棄容疑で逮捕、再逮捕していた。
県警はトランクルームからハンマー、バールなどの工具類を押収。今月10日には犯行現場のアパートで現場検証を行った。









