埼玉新聞

 

列車や駅の中での忘れ物が年間25万件…返還率は約3割 西武鉄道がAI活用したサービス開始 「返還までのスピードや返還率の向上に期待」

  • 落とし主とオペレーターのチャットのやりとり画面(find提供)

    落とし主とオペレーターのチャットのやりとり画面(find提供)

  • お忘れもの取扱所での受け取りの様子=24日、所沢駅

    お忘れもの取扱所での受け取りの様子=24日、所沢駅

  • 落とし主とオペレーターのチャットのやりとり画面(find提供)
  • お忘れもの取扱所での受け取りの様子=24日、所沢駅

 西武鉄道は2月から、人工知能(AI)を活用して列車や駅構内での落とし物を捜すサービスを開始した。同社では年間約25万件の遺失物を取り扱っており、返還率は約3割。西武鉄道の担当者は、「返還までのスピードや返還率の向上に期待している」と話す。

 導入するシステムは「落とし物クラウド find」。駅係員が遺失物の写真を撮影して登録すると、AIが物品の特徴を読み取る。落とし主は遺失物の種類や落とした場所などを入力し、チャットでオペレータからの質問に答えると、AIが情報を基にオペレーターに遺失物の候補を提示する。特徴が一致すれば、受け取れる駅や取扱所を落とし主に教える。

 これまでは駅係員が文字情報のみで遺失物の情報を登録しており、登録に時間がかかる場合もあったという。西武鉄道のホームページからfindの専用ページにアクセスできる。情報の入力は24時間受け付け、チャットの対応時間は午前9時半~午後5時まで。

 所沢駅では遺失物返還業務の円滑化のため、2月1日から南口の券売機の横に「お忘れもの取扱所」を新設。午前10時~午後7時まで営業する。

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