埼玉新聞

 

大迫力…谷風と雷電をモデルに描いた風神雷神の御朱印 元幕内力士の旅館、相撲協会公認の浮世絵師とコラボ 秩父札所の総開帳に合わせて特別企画 埼玉・小鹿野 宿泊者限定、3月18日から11月30日まで

  • 木下大門さんが描いた風神雷神図と限定御朱印を紹介する、宮本一輝さん(左)と女将の愛さん

    木下大門さんが描いた風神雷神図と限定御朱印を紹介する、宮本一輝さん(左)と女将の愛さん=11日、小鹿野町長留の宮本家

  • 木下大門さんが描いた風神雷神図と限定御朱印を紹介する、宮本一輝さん(左)と女将の愛さん

 3月18日から始まる「秩父札所午(うま)歳総開帳」に合わせて、小鹿野町長留の旅館「二百年の農家屋敷 宮本家」で御朱印の特別企画が行われる。同旅館を営む宮本荘グループ社長で元幕内力士「剣武(つるぎだけ)」の宮本一輝さんと、日本相撲協会公認の浮世絵師・木下大門さんのコラボにより実現した、大迫力の風神雷神図御朱印が、宿泊者限定でもらえる。宮本さんは「12年に1度の貴重な秘仏公開をさまざまな企画で盛り上げ、地域を盛り上げていきたい」と話す。

 宮本家は、幕末の面影が残る囲炉裏(いろり)や五右衛門風呂、角界生活11年の剣武の化粧まわし展示など、日本の歴史や相撲の文化を堪能できる古民家宿として観光客らに親しまれている。秩父札所34観音霊場の32番・法性寺と33番・菊水寺の間に位置し、巡礼途中の宿泊客も年間を通して絶えない。館内の湯は、32番が管理する法性寺般若源泉からくみ上げた硫黄冷鉱泉を使用している。

 木下さんは、日本相撲協会が発行する毎場所の番付に合わせ、幕内力士や三役格行司の顔を描く錦絵「特製絵番付」の制作者で知られる。今回の御朱印に描かれている「風神雷神」は、コロナ禍の「退散」を込めて、国宝の屏風画をベースに描き上げたもので、江戸時代の横綱・谷風と雷電がモデルになっている。

 宮本さんは「管長禅師(かんちょうぜんじ)さまが、この宿にご滞在された際、木下さんの絵番付を見て大変喜ばれたので、今回の企画をどうしても実現させたかった。めったにない縁で完成した御朱印なので、多くの方に御利益を共有できれば」と思いを語る。

 同御朱印企画は、秩父札所午歳総開帳時の3月18日から11月30日までの限定。御祈願鉄砲柱用オリジナル絵馬などが付く記念プランも用意している。

 問い合わせは、宮本家(電話0494・75・4060)へ。

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