埼玉新聞

 

高校入試、令和9年度どうなる 保護者らが気になる面接…学校選択問題の採用校、多くは面接の比重が3%前後 内申書の比重増も 新たに導入の5項目、埼玉の状況を解説 半信半疑だった授業料無償化、影響を予測

  • 「公立入試改革の本質を生徒や保護者に伝えることが大事」と話す梅野氏=12日、越谷市南越谷

    「公立入試改革の本質を生徒や保護者に伝えることが大事」と話す梅野氏=12日、越谷市南越谷

  • 「公立入試改革の本質を生徒や保護者に伝えることが大事」と話す梅野氏=12日、越谷市南越谷

 埼玉県内の教育情報を発信する「埼玉新聞教育セミナー」が12日、越谷市南越谷の越谷コミュニティセンターで学習塾や教育関係者らを対象に行われた。学習塾関係者で組織する「中学生の進路を拓く会」主催。教育ジャーナリストの梅野弘之氏が「令和9年度公立高校入試改革を読み解く」をテーマに講演した。

 梅野氏は、まず高校授業料無償化の影響について分析。「先日発表された県公立高校の出願状況を見ても少なからず影響は出ている。令和8年度入試は授業料無償化が本当に実施されるのか半信半疑で先生方も説明会などで明言はできなかったと思うが、令和9年度入試はこの点を明言できるので実施2年目の方が影響は大きいはず」と話した。

 また、令和9年度公立入試から導入の(1)調査書の様式変更と自己評価資料の提出(2)面接をすべての受検生に実施(3)選抜の特色化(4)作文の廃止(5)マークシート方式の導入―について説明。各校が打ち出している合格点の内訳を円グラフで示し、新旧の比較をした。

 解説で「生徒や保護者が気になるのは面接対策だと思うが、例えば学校選択問題採用校の円グラフ内での面接の比重を見て分かる通り、3%前後がほとんど」と説明。そして「中学1~3年の調査書(内申書)の比重がこれまでよりも増えている学校が多い。令和9年度入試改革の本質を理解して、生徒には中学1年生から評定を上げられるよう、日々の勉強に力を入れるべき」と強調した。

 埼玉新聞「教育セミナー」は学習塾や学校などへ出張し、高校受験にまつわる情報を発信することを目的に開催している(有料)。セミナーの具体的なテーマは申し込みの際に希望することができる。申し込み、問い合わせは埼玉新聞社ホームページ内の「教育セミナー」へ。

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