市立病院の移転建て替え整備…2026年度から建設工事の実施設計 埼玉・蕨 「市民の健康を守る拠点」 開院は2029年度の予定
2026/02/16/07:02
移転建て替え整備が進められている市立病院について埼玉県蕨市は10日、2026年度から、建設工事の実施設計を行うと発表した。本年度末までに基本設計を策定。急性期医療の継続や地域医療連携の充実を目指し、29(令和11)年度の開院を予定している。
蕨市北町2丁目の現在の市立病院は1970(昭和45)年に建設され、老朽化、設備の劣化が著しいことから、市は2019年から、施設整備の検討を進めてきた。24年3月、現在は西公民館・松原会館がある同市錦町地内への移転立て替え方針を決定。昨年3月末には、整備基本方針などをまとめた「蕨市立病院整備基本構想・基本計画」を策定している。
本年度、進められている基本設計の素案によると、新病院は免震構造の5階建てで病床数は120、延べ床面積は約9020平方メートル。現在の市立病院同様、急性期医療を継続し、地域医療連携を充実させる。地域包括ケアへの対応、周産期医療、小児医療を提供し、災害に強く、感染症に対応し、近隣環境と景観への配慮を備えた施設とする。
建設工事費概算は昨年度末の時点では約63億4千万円と想定されていたが、物価高騰の影響などにより、現時点では約87億円を見込む。市はローコスト化にも取り組むとしている。今後、住民説明会、パブリックコメント実施を経て本年度末までに基本設計を策定。新年度に実施設計を行い、建設工事は27、28年にかけ行われ、29年度内の開院を目指している。
10日の会見で計画について発表した頼高英雄市長は「市民の健康を守る拠点、市内唯一の救急医療機関として、市民の健康維持増進を第一に、地域住民に愛される病院を目指し整備を進める」と話した。










