埼玉でプレ運行が開始…「移動がかなり困難」な地域へ移動販売車 セブンイレブン店舗と町の社会福祉協議会が連携 おにぎりや弁当、日用品などを巡回して販売 本格実施は4月から
小川町竹沢地区で4月から高齢者らの買い物支援などのための移動販売事業が実施されることになり、1月26日、移動販売車のプレ運行が始まった。同町社会福祉協議会とセブン-イレブン毛呂山埼玉医大南店の連携事業で、毎月2回(第2・第4月曜日)、同地区の11カ所で移動販売を行う。同町では初めての試み。
竹沢地区は公共交通機関として東武東上線とJR八高線があるが東武竹沢駅、竹沢駅まで徒歩圏内以外の住民は「移動がかなり困難」な地域とされる。同社協は2024年10月、住民対象の「日常生活に関するアンケート」を実施し、23年度に同町が実施した「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」を分析。その結果、竹沢地区の高齢者が他の地区に比べ「閉じこもり傾向」の割合が高く、「介護リスク」も高いことが分かった。
昨年5月、その現状を同社協の竹沢支部総会で説明。8月には竹沢地区の各区長、民生委員、児童委員に、移動販売の導入を提案した。その目的は買い物困難者の支援、各地域のコミュニティの機会、要支援者の見守りと福祉ニーズの発見だ。その後、竹沢地区の各行政区で検討し、全行政区(8区)で導入をすることになり、移動販売車の停車場所とルートを検討、準備を進めてきた。
販売停車場所はカフェポラリス、木呂子公会堂入り口付近、栗嶋工業前、大田入沢、上勝呂会館、深田第2公園、木部区民センター、夕陽ケ丘団地前月決め駐車場、神田材木店駐車場、中ノ沢入口、諏訪神社の11カ所。移動販売は毎回、午前10時30分~午後2時5分まで、滞在時間は各15分で巡回する。販売品目はサンドイッチ、パン、弁当、おにぎり、冷凍食品、菓子、デザート、飲み物、豆腐・納豆、牛乳、日用品など、同店で扱っている商品。
26日のプレ運行は、各販売場所に10数人の住民が買い物に訪れ、盛況だった。「魚や生ものがあれば…」との声もあったが、「(車で外出しなくても)買えるので助かる」「ありがたい」と好評で、「(免許証の返上など)将来を考えたら必要だ」「良い試みだと思う」と話す利用者も。
プレ運行は3月9日、23日にも行い、4月から本格実施する。
同社協の岸田直幸事務局長や担当の小林まゆみ主任は「この事業は買い物支援もさることながら小地域での『人と人とのつながり』『見守り』などを大切な目的にしている」とし、「小川町では『高齢者の移動』が大きな課題になっている。この事業が少しでも役立てばという思いで企画し、(竹沢地区の住民らの協力で)実現した」と話した。なお、同社協では、ほかの地区への拡大も視野に入れている。









