埼玉新聞

 

埼玉県の各党幹部…自民「高市さんは言葉にうそがない」、立民「高市人気のみで自民に票」、公明「中道の固まりをさらに大きく」、維新「自民でいいと受け止められた」、国民「強く訴えるほど与党に票」、参政「SNSの伸びの悪さ実感」、共産「ほかの政党が右にぶれ」

  • 衆院選2026埼玉

    各党の振り返り

  • 【衆院選】小選挙区・埼玉1~16区

    【衆院選】小選挙区・埼玉1~16区

  • 衆院選2026埼玉
  • 【衆院選】小選挙区・埼玉1~16区

 衆院選から一夜明けた9日、各党の埼玉県連幹部らが県庁で会見し選挙戦を振り返った。

 自民党県連の古川俊治会長は「全小選挙区で勝利する、埼玉県の歴史上なかった大勝利を収めることができた。高市さんは飾らない人で親しみがあり、言葉にうそがない。成長戦略、未来への投資の話は石破政権・岸田政権でもしてきたが、高市さんがしゃべると伝わりやすい」と、高市首相の強みを押し出した選挙戦略を勝因に挙げた。

 連立を離脱して初めて国政選挙で対峙(たいじ)した公明党との関係については「安全保障の考え方の違いがはっきりした。議論はあると思うが、急に元通りになることはないと考えている。(県内では)これから県議会、地方議会の皆さんと話をしていく。国政と同じ対応を取る必要はない。課題解決のため、地区ごとに違っても構わない」と弾力的に対応することを示した。

 県内の立憲民主党出身者は比例で獲得した1議席のみという厳しい結果に、熊谷裕人県連代表は「本当に信じられない結果。中道の説明に時間を取られて活動が内向きになり、これまで支援をもらっていた無党派層にまで届かなかった」と肩を落とした。

 中道の結成について、「選挙協力までと思っていたので、驚きでしかなかった」と振り返った。合流した公明党とは政策も理念も近いとした上で、「結果だけ見れば、立憲単独でやった方が良かったのかもしれないが、戦略を立てた時点では間違いではなかった。中道が理解されず、高市人気のみで自民に票が集まった」と分析した。

 公明党の宮崎勝県本部代表代行は「中道を全面的に支援する形で取り組んだが、新党が有権者に浸透するには時間が足りなかった」とし、「分断や対立ではなく、中道が掲げた『生活者ファースト』はこれからの日本、政治にとって不可欠。今回は残念な結果だが、今後この固まりをさらに大きくしていきたい」と述べた。

 日本維新の会の高橋英明県総支部代表は「最後まで『自民でいい』と受け止められてしまった。大阪のイメージがいまだに強く、離れるほど支持率は低くなる。(維新の政策提言が)進まなくなる可能性があると危惧している。代表を降り、その後は本部と相談する」と辞意を表明した。

 国民民主党の鈴木義弘県連会長は「前回小選挙区で勝った候補者が今回も当選することが至上命題だったが、なしえなかった」と振り返った。自民の勝利に「われわれが元祖だと思っている実績を、与党が飲み込んでくれたからと思う人もいる。強く訴えるほど不安を覚えて与党に投票した人もいるのでは」と話した。

 参政党の青野祐樹県連副会長は「(比例得票率が)前回の3%から今回が約8%と、確実に声が広がっていると感じている」と振り返った。一方で、得意としていた交流サイト(SNS)での拡散が不発に終わった。「SNSの伸びの悪さは実感している。要因を精査していく」とした。

 比例1議席を死守した日本共産党の柴岡祐真県委員会委員長は、与党が議席の大半を占めたことについて「ほかの政党が右へ右へとぶれている中で、共産党の役割は重要となってきている」と述べた。

ツイート シェア シェア