埼玉新聞

 

燃え広がる秩父の山林火災…県や他都県の防災ヘリ、自衛隊ヘリで放水も鎮火のめど立たず ふもとには住宅が数軒 住民ら避難準備するも、大半は在宅

  • 防災ヘリによる消火活動が続く秩父市浦山の山林

    防災ヘリによる消火活動が続く秩父市浦山の山林=6日午後2時ごろ

  • 防災ヘリによる消火活動が続く秩父市浦山の山林

 4日午後3時過ぎ、秩父市浦山の山林で発生した火災は、6日午後6時現在も鎮火のめどが立っていない。県によると、約47ヘクタールが焼け、その後も燃え広がっている。火災の影響で付近に住む70代女性1人が軽いやけどを負った。他のけが人や建物の被害は確認されていない。日没で消防隊員は引き揚げ、7日の日の出時間に消火活動を行う。

 秩父消防本部によると、現場は浦山ダムを管理する「荒川ダム総合管理所」から南東に600メートルほど離れた山の斜面。同本部は5日午後3時半に鎮圧を発表したが、消防隊員が同日夜に現場を巡視した際に再燃を確認。6日午前に鎮圧を撤回した。

 4日は同本部の消防車両9台、署員26人と市消防団、県防災ヘリ1機で消火活動を実施。5日は熊谷市消防本部の隊員や、東京消防庁などの防災ヘリも加わり散水を行った。6日は県、東京消防庁、横浜市消防局、山梨県の防災ヘリ計4機で複数回上空放水を行った。県は6日、自衛隊に災害派遣を要請し、自衛隊ヘリ3機も加わった。

 煙が上がっている山林のふもとの大谷(おおがい)地区には住宅が数軒点在している。同地区の20代女性は「5日から避難準備はしていたが、(6日午後2時時点で)避難指示はなく、住宅まで延焼する可能性は低そうなので、大半の住民が在宅している。一刻も早い鎮火を願うばかり」と話していた。

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