埼玉新聞

 

男性だまされたふり…「急に口座が停止」と警察に相談、詐欺師を捕まえるため警官待機 現金を取りに来た男、模擬紙幣を受け取って逮捕…だまそうとした疑い 男性すでに5450万円を失ったか

  • 【ちなみ】パトカー1=事件事故イメージ

    埼玉県警

  • 【地図】川口市

    川口市の位置

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 埼玉県警川口署は29日、詐欺未遂の疑いで、東京都世田谷区喜多見6丁目、無職の男(52)を現行犯逮捕した。被害男性は交流サイト(SNS)型投資詐欺で、5千万円以上をだまし取られたとみられ、同署が余罪を捜査している。

 逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、15~29日の間、川口市の自営業男性(75)方に証券会社員などを名乗り「当選IPOに関する支払い手続きが完了していないため、売却操作を行うことができない」「あと300万円の追加資金が必要」などとメッセージを送信し、現金300万円をだまし取ろうとした疑い。

 同署によると、男性が20日、「今までに6千万円も投資したが、急に口座が停止し、追加で大金を要求された」と署に相談。警察が男性と協力して「だまされたふり作戦」を決行し、JR西川口駅舎内で29日午後、男性から模擬紙幣入りの紙袋を受け取った男を現行犯逮捕した。

 男は「領収書を渡して荷物を受け取る仕事かと思った。詐欺とは知らなかった」と容疑を否認している。

 男性は昨年夏ごろ、動画投稿サイトの経済評論家をかたる広告から投資を開始。合計11回にわたり計5450万円を資金として提供したが、突然口座が利用停止になったという。追加に資金を要求され不審に思い、経済評論家の事務所に確認したところ「そのような活動はしていない」と言われ、被害に気付いた。
 

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