<J1浦和>「防御は最大の攻撃」へ 栄冠を目指すチームの骨格 新加入選手も個性を発揮 センターバックは競争が激化
沖縄キャンプも残り1日となり、24日のトレーニングマッチで最終日となる。2月開幕のハーフシーズンの百年構想リーグを経て、8月開幕のJリーグ秋春制を迎える。例年より短かった合宿だが、タイトルを目指す浦和の骨格が見えてきた。
22日に囲み取材に応じたスコルジャ監督の表情は決意に満ちていた。昨季はリーグで優勝争いに加われず7位で着地。それでも、続投が決まった指揮官に後がないのは当然だろう。着手したのは、ハイプレスを基本とした守備の整備。「攻撃は最大の防御」の考えではなく、「防御は最大の攻撃」をつくり出そうとしている。
新体制発表で堀之内スポーツダイレクター(さいたま市出身)が「チャレンジしてもらう」と話していたのは、守備のプレスのかけ方で間違いない。スコルジャ監督は「ブロックを形成して出ていくミドルゾーンのところを改善した」と変更点を挙げた。
昨シーズンもハイプレスは行っていたが、今季はより選手が連動し、ミドルゾーンを押し上げてボールを奪取する様子が見られる。しかも、ゾーンに加えマンツーマンの2種類を用意する。渡辺(東松山市出身)は「今まではゴールを守るための守備だったけど、ゴールを奪いにいく守備」と認識。選手は先読みし、前めのポジションを取り、相手をけん制できるところにも強みを発揮できるという。
新加入選手たちも個性を発揮している。復帰した宮本はコンディション調整で出遅れたが、指揮官は「ミヤ(宮本)は非常にアグレッシブで、ディフェンスラインからマネジメントができる」と絶賛。ビルドアップのキープレーヤーとまで言い切った。
また、柏から移籍してきた34歳の片山(川越市出身)についても「瑛ちゃんは賢い選手で経験も豊富。公式戦が始まった時の彼の影響力を見てみたい」と興味を持って見ている。センターバックは競争が激化し、根本とダニーロボザのコンビが大本命ではなくなってきている。
若手の中では肥田野が筆頭だ。練習試合でも得点を重ねるなど、勢いは止まらない。2列目とトップでもプレー可能で、開幕スタメンは確実に近づいている。真新しい先発は胸が躍るが、スコルジャ監督は「全ポジションで競争がある状況にはなっていない」と慎重に見極めている。
チームは24日にキャンプを打ち上げる。その後は大原サッカー場に戻り、2月7日にアウェーで千葉と対戦する百年構想リーグの初戦を目指し調整を行っていく。










