小6男児、殴られる…学校で同級生が首を絞め、保護者が動いて警察が介入 以前に他の保護者らがいじめを報告か “いじめ重大事態”に認定、調査するも…保護者「内容が事実と異なる」
2024年に上尾市立小学校で、当時6年生の男子児童が同級生から首を絞められたり、腹などを殴られたりする暴力行為で警察が介入する「傷害触法事案」が発生し、市教育委員会が「いじめ重大事態」と認定していたことが22日までに、関係者への取材で分かった。市教委は認定後、調査委員会を設置し、児童らに聞き取り調査などをしていたが現在まで、報告書は市長に提出されていない。被害児童の保護者が調査内容を不服として、第三者委員会での再調査を希望している。
関係者によると、被害児童は同級生の男子児童から、腹や背中を殴られるなど繰り返し暴力を受け、病院の診断書を学校に提出した。テスト前には文房具を取られるなどの行為もあった。保護者によると、担任教諭が同席していた時間帯もあり、他の児童や保護者がいじめを報告したこともあったが、校長、教頭らの初期対応では十分な聞き取りがされなかったという。
24年7月、首を絞められて頭を机に押さえつけられるといった暴力行為を受けたため、被害児童の保護者が警察に相談。現場検証などの捜査が行われ、触法事案として児童相談所に通告された。その後、市教委がいじめ重大事態と認定して、調査委員会を設置し、聞き取り調査を行った。
市教委によると、報告書案を作成し、被害児童の保護者に提出した。保護者は「いじめの内容が事実と異なる」「被害児童の聴取内容が記載されていない」と修正を要求。「いじめ重大事態の対応は、弁護士、医師など第三者による組織と上尾市の条例にある。市教委の調査は中立性、公平性に欠ける」と抗議している。
市教委は取材に対し「ガイドラインに従って調査は行った。保護者の所見をつけて市長に報告したい」と話した。被害児童は現在、加害児童と同じ中学校に通っており、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状に悩まされているという。










