埼玉新聞

 

「まさかこんなに長く」「待つしかない」「今日は在宅に」京浜東北線など大規模な運転見合わせ 16日のJRの停電、埼玉県内でも利用客に大きな影響…入場規制やタクシー待ちで長蛇の列も

  • 入場規制されたJR蕨駅の改札前に並ぶ利用者

    入場規制されたJR蕨駅の改札前に並ぶ利用者=16日午前9時20分ごろ、蕨市中央

  • 入場規制されたJR蕨駅の改札前に並ぶ利用者

 16日午前3時50分ごろ、JR山手線と京浜東北線の新橋―品川間で停電し、両線は始発から運転を見合わせた。京浜東北線はいったん動いたが、再び止まって駅間で乗客を降ろすなどし、午後0時45分に全線が再開。山手線は午後1時過ぎに全て再開し、最大で8時間以上の遅れとなった。他路線への振り替えでなど主要鉄道は通勤・通学客で混雑。埼玉など首都圏の交通網が混乱した。

■朝の通勤・通学ラッシュを直撃

 JR山手線と京浜東北線の運転見合わせは、朝の通勤・通学ラッシュを直撃し、県内の駅では入場規制が行われるなど利用客に大きな影響を与えた。16日午前10時前には大宮―東十条間のみで運転を再開したものの、午後1時過ぎに全線で運転が再開されるまでの間、大混乱は続いた。

 JR北浦和駅では、京浜東北線の運行停止に伴い入場規制が実施された。改札前は人であふれ返り、駅員に運転再開のめどを聞く人もいた。都内へ通勤途中というさいたま市桜区の女性会社員(44)は、出社先が京浜東北線沿線で他の交通手段がないといい、同駅で40分ほど再開を待った。自宅を出る際に京浜東北線が一時運転を再開したというニュースを見ていただけに「もしかしたらすぐ動くかもと思っていた。しばらく待つしかない」と肩を落とした。

 出勤でJR新宿駅に向かうという同市浦和区の男性会社員(37)は、北浦和駅で午前9時半ごろに足止めとなり、「まさかこんなに運休が長くなるとは」と驚いた様子。午前11時から取引先との予約があったといい、「電車の運休はしょうがない。他の同僚に頼みます」と話していた。

 JR川口駅を利用する予定だった40代男性は「仕事で都内に行きたいが厳しい。車で行くことも考えたが、道路も混雑していると聞き、今日は在宅での仕事に切り替える」と駅を後にした。

 同駅西口のロータリーには、午前11時を過ぎてもタクシーを待つ人が長蛇の列を作っていた。飲食店店長の20代男性は「昼ごろまでに浅草橋の職場に行かなければならないので、タクシーを待っていたが全く来る気配がない。レンタカーを手配しようと思う」と不安な表情を浮かべた。

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